大韓航空A380旅客機が6月16日、竹島上空でデモフライトを行ったことに対し、外務省は抗議のために7月18日から1カ月間、大韓航空の利用を自粛するよう同省全職員に指示した。中国の環球時報(電子版)によると、韓国ネットユーザーは外務省の措置に強い反発を示し、日本製品ボイコットや日本人の入国禁止を韓国政府に訴えるよう呼び掛けている。
利用自粛の指示は日韓関係を担当する外務省東北アジア課と官房総務課長の名義で出されたもので、外務省職員と海外公館に電子メールで伝えられた。韓国メディアは「国家の名義による、公務員に対する特定の国家の航空機利用禁止は極めて異例」と報じた。
大韓航空機による6月の竹島上空デモフライトに関しては、外務省はすでに駐日韓国大使館を通して抗議の姿勢を示し、自民党も「対応措置をとる」と表明していた。
韓国のポータルサイトDAUMでは「日本の植民統治時代を忘れるな。日本製品のボイコットを!」、「韓国人として日本の飛行機を利用すべきではないし、日本に行くべきでもない。日本のドラマや漫画も見るべきではない」、「韓国航空機に乗る日本人には放射能汚染検査を実施すべきだ」、「外務省のやり方に賛成。放射能で汚染された日本人は来ないで欲しい。政府は日本人の入国を禁止すべきだ」などと過激な声が上がっているという。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0715&f=national_0715_079.shtml