「TVタックル」で山際澄夫氏が中国人の孔健氏に一本勝ち
【テレビ朝日系の討論番組「ビートタケシのTVタックル」の五月九日のテーマは「汚染列島&ニッポン不信!!奇跡の復興はできるのか!?」。「タックル国際サミット」などと銘打って、スタジオに外国人記者らを集めていた。
さてその中でジャーナリストの山際澄夫氏が、政府が米露中など世界各国の主要紙に震災救援への謝意広告を掲載した際、多額の義捐金を集めてくれる親日国台湾の新聞は除外した、と問題提起したのはよかった。
山際澄夫氏
中国への配慮から生じたのであろう、こうした政府の心ない「手落ち」については、すでにネット上では問題視されているが、もっと広く国民に知ってほしいところだからだ。
ところがそのとき、山際氏が「台湾」と口にした途端、「台湾は中国!」と反論の声を張り上げたのが週刊チャイニーズドラゴン主幹の在日中国人、孔健氏だった。
「台湾は中国の一部」というのは台湾侵略政策を正当化するための中共の虚構宣伝に他ならないが、こうしたものをお茶の間に向け、無批判に垂れ流してしまうところに日本メディアの大きな問題があるのだ(「韓国は日本の一部」なら韓国の反発を恐れて冗談でも言わないはず)。
だからこのような中国人になめられ、利用されるところとなる。言いたい放題の孔健氏は再び「台湾は中国。中国人だから、こういうところでは遠慮…(聞き取れず)」と冷ややかに言い放った。
孔健氏
もっともこれに対して山際氏は「中国人ではない!台湾人は台湾人」とはっきり言い返したのは幸いだった。孔健氏は「いや、そうじゃないよ」と大きな身振りで反論したものの、多くの視聴者には山際氏の「一本勝ち」に見えたはずだ。この事実をテレビ番組で語る識者はそうはいない(そう語らせる番組もそうないだろう)。
だが、もし山際氏がこのとき、はっきりと反論できなかったとしたらどうなっていただろうか。孔健氏のついた嘘を事実と受け入れてしまった視聴者は少なくないはずである。
それからいかに山際氏が真実を述べても、「台湾は中国の一部」と洗脳されている大勢の視聴者には届かず、孔健氏の宣伝を受け入れてしまった可能性が高い。
日ごろから日中友好、台中友好を口実に、中国統一(台湾併呑)の宣伝工作を日本で展開する孔健氏は、どう見ても中共の危険な代弁者だ。今回のようにすっかり日本の言論界に入り込んでしまっているが、誤った情報をばら撒き続ける害虫は、ただちに駆除する以外にないと思う。
それにしても孔健氏は、国力が高まる一方の中国の国威を背にしているつもりか、ずいぶん態度が大きくなったものだ。以前は痩せた普通のおじさんに見えたが、今やたいそうな巨漢であるばかりか、日本人の反中感情を刺激する支那服をわざわざ着て出演するあたりに、日本を見下してやろうとの意図もありありと感じられ、見ているこちらが恥ずかしくなる。
とにかく学者であれジャーナリストであれ、真実よりも宣伝を優先する中共の走狗など、実際にはこの程度のものなのだ。ちなみに放送はされなかったが、山際氏と孔健氏との間では、もっとやりとりがあったらしい。
たとえば「日本での放射能被害で死者はゼロ。中国のそれはもっと深刻で、多くのウイグル人が亡くなっている」と山際氏が指摘するや、これに何も言えない孔健氏は、「中国人には防災意識が確立されている」といった自慢話で話をそらしたのだとか。
台湾問題に触れたがらないマスコミとは別の場で、たとえば「台湾は中国か否か」を巡る孔健氏との公開討論会があったら面白いと思う。あの横柄な人がどのように真実から逃げ回るかを見てみたい。中国人のふてぶてしさの裏にある薄っぺらさというものを。
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TVタックルに「日本の視聴者を欺くため台湾は中国と宣伝する孔健を出演させるな」「出演者から台湾は中国だとの不適切な発言があったと訂正せよ」 「孔健の出演停止を」と求めよう。
03−6406−5555 テレビ朝日
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