カナダでの3カ月の短期留学を決めた。初めてのHomestay先の人はアフリカケニアから来るFamilyだった。Homemotherは比較的に明るい人だったが、ケニアのアクセントが強く、英語が分かりにくかった。色々我慢しようとしていたが、大人の男性4人もいるのに、部屋のドアがロックできず、眠れない夜が続いていた。それで今のHomestayに引っ越した。
このHomestayに引っ越しする前、アメリカで長年住んでいる親友に今度こそ正真正銘のcanadianの家庭を探すように学校にお願いしなさいと言われた。学校からすぐ返事が来て、North Vancouverにある中年の白人の家庭で、夫婦二人だけだった。土曜日の日に引っ越しして、出てきたのは白人の男性だった。握手を交わし、部屋まで案内していただき、この家のルールを厳しい顔で教えてくれた。夕方の6頃にHomemotherが現れて、挨拶を交わしたが、冷たい印象だった。晩御飯の時間、Homefaterと言葉を少し交わしたが、Homemotherは沈黙のままだった。食後、HomefatherとHomemotherとの会話が耳に入った。
Homefather:You should take more communications with Shoko.
Homemother:It’s not necessary.
もしかして、私はどんでもないHomestayに来たかもしれないと思った。
その後、色々冷たくされた。バスの時刻を教えてもらおうと思ったら、「I can’t」と言われたり、Homefatherに自分でご飯を炊いて食べていいようって言われたのに、実際に炊いてみたら、不機嫌そうな顔をされたりした。時間が流れるにつれて、私も冷めてきて、ご飯を外で済まして帰ったりして、できるだけ顔を合わさないようにしていた。
しかし、これだけでは済まなかった。帰国一週間前に新しい学生が日曜日に来るから、どうせ貴方の飛行機は次の火曜日だし、日曜日に荷物を片づけて、臨時的に隣の部屋に移ってほしいと言われた。隣の部屋は寝室ではなく、かれらの事務所で、ソファしかない。それを聞いたとき私はとてもびっくりして、今まで我慢していた分もあって、非常に怒りを感じていた。明日、学校で私はこの部屋からでなければいけないかと聞いて来ると返事した。その後、私の部屋のインターネットが二日間つながらないようになって、やむを得ずホテルに移すことにした。
ホテルに5日間ぐらい滞在し、その間学校に通ったりしていた。最後の授業に先生に「Do you like Vancouver?」と聞かれ、私は言葉が出なかった。ただ「I miss Japan」と答えた。
まさかそんな思い出で日本に帰るとは夢にも思わなかった。
滞在中、日本人らしくお土産を渡したり、外で買ってきたものをみんなで一緒に食べたりしようとしていた。いつもHomefatherはありがとうって言ってくれたが、Homemotherは無言のままだった。好きだったカナダは私にとっては不思議な国であった。私はカナダに対して複雑な思いでいっぱいであった。