アメリカからの輸入の場合は、米カナダ間に協定があって、ほとんどの場合、関税はかかりません。
しかし関税がかからないから、お金を払わなければいいかどうかというと、そうではなくて、GSTなどの通常の税金はかかります。
また一番大きいのが、業者に払う手数料です。
USPS(アメリカの郵便局)や Canada Post の手数料はそれほど法外ではなく、かつ課税漏れもありますが、UPS や FedEx などの業者は、確実に手数料をとります。
どの程度取るかについては、参考までにここの表をどうぞ。
Rates for Customs Clearance into Canada
http://www.ups.com/content/ca/en/shipping/cost/zones/customs_clearance.html
この Entry Preparation Charges や Bond Fee にも別に GST がかかります。
私も一度、オンラインで40ドル程度の安いものを買って UPS で送ってもらい、結局、中身とほぼ同じ額の手数料を払わされた苦い経験があります。
また別のときには、中身の評価額が間違ってインプットされていて、本当は数ドル程度のものなのに、100ドルくらいのものとして計算されて、請求されたことがあります。
その時は、UPSの人が持ってきた時におかしいと思ったので(数ドルのものなのに、50ドル近く請求されましたから)そのまま UPS の人に持ち帰ってもらい、後でUSPに電話してデータを訂正してもらいました(もし一旦お金を払って受け取ってしまうと、あとで返金手続きをしても、手数料の一部が戻ってこないことがあると聞いたことがあるので)。中身の評価額や、手数料の内訳などのデータは、オペレータがその場で検索して、どうなっているか確認してくれました。
請求額が疑問であれば、荷物を受け取るまえにUPSに電話して、中身の額がいくらで評価されているか、かつ$20.49の内訳は何か、確認してみましょう。