いや、大げさにする仕方が今回のは間違っているような気がします。
日本政府はフェーズ5になった途端、4月下旬から水際対策を強化し始めているけれども、それ以前の海外渡航暦やインフルエンザ感染者の追跡調査などをしていないから、国内感染者がいないことになっていても、実際には、もうすでに日本でも感染者がいた可能性があることを否定できないって、随分と前から日本の公衆衛生学の専門家が言っておられますよ。
『僕は以前から日本には既にインフルエンザA(H1N1)は入っていると思っているし、同じように考え、そのように語っていた専門家もいる。
国内では未だ発生していないと国は言い続けてきた。
水際作戦がしっかりしているから、国内には入っていないと国は言ってきたが、それは難しい解釈だ。
そのような主張をしている国はあまりない。
米国などは、最初から感染者はかなり増えると予想し、そのように発表してきた。
A(H1N1)ウイルスは、メキシコとカナダで少なくとも4月上旬から人々の間で感染を繰り広げていた可能性がある。
4月下旬から強力な検疫体制を敷いたからと言って、国内にウイルスが入ってきていないという保証はない。
今朝、兵庫県下で高校生が新型インフルエンザに感染した可能性があることが報じられた。渡航履歴はない。詳細は発表されていない。
学校内で発生している可能性が高いが、発見は遅すぎた可能性はないのか心配だ。
新型であるかどうか、この時点で断定は出来ないが、国内ではいつでも新型インフルエンザが発生する可能性があるし、すでに発生していた可能性もある。』
http://nxc.jp/tarunai/index.php?action=pages_view_main&active_action=multidatabase_view_main_detail&content_id=2122multidatabase_id=42&block_id=520#_520
『日本の報道すごいけど、実際に日本の一般市民レベルの意識はどんな感じなのか?』と日本に住む友達に聞いてみたところ
『水際対策を強化してくれているから、海外に行く予定もない、空港にも近づかない我々にしてみれば、あんまり関係のない話かな〜』という意見で、そういう無関心さを生み出してしまうような政府の水際対策と報道の仕方は、どうなんでしょうね?