中国が新疆ウイグル自治区で実施した核実験による被害で、同自治区のウイグル人ら19万人が急死。
また、急性の放射線障害など、甚大な影響を受けた被害者は129万人に達する。
被害はシルクロード周辺を訪れた日本人観光客27万人にも及んでいる恐れがある。
実施された3回のメガトン級の核爆発で、大量に発生し、上空に舞い、風下に流れた「核の砂」は、東京都の136倍に相当する広範囲に降り、その影響で周辺に居住するウイグル人らの急性死亡は19万人にのぼる。
甚大な健康被害を伴う129万人のうち、死産や奇形などの胎児への影響が3万5000人以上、白血病が3700人以上、甲状腺がんは1万3000人以上に達するという。
中国の核実験は、核防護策がずさんで、被災したウイグル人に対する十分な医療的なケアも施されておらず、129万人のうち多くが死亡したとみられる。
また、1964年から1996年までの間に、シルクロードを訪問した日本人27万人の中には核爆発地点のごく近くや「核の砂」の汚染地域に足を踏み入れた恐れがあり、こうした日本人への影響調査が必要と指摘している。
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http://sankei.jp.msn.com/world/china/090430/chn0904301904007-n1.htm