CAの私に、そんなエッチなページ見せるなんて、あなた最低です!
飛行機内でのネット接続が提供され、Wi-Fiサービスによって、自由にインターネットを見れるようになったのはいいのですが、機内で堂々とポルノを見まくる人も多く、ちょっと問題になってるそうですよ。
アメリカン航空のスチュワーデス、つまりはキャビンアテンダント(CA)の皆さまが、このほど加盟する客室乗務員組合(Association of Professional Flight Attendants)を通じて、「機内でWi-Fiサービスを提供するならば、いかがわしいサイトへのアクセスを遮断するため、フィルタリングを導入するように」との要求を掲げたようです。
一方で、電子プライバシー情報センター(Electronic Privacy and Information Center)のMarc Rotenberg氏は、「これはなかなか踏み込みにくい問題だ。どこまでの許容範囲で、乗客がネット上の情報にアクセス可能とするべきかを定義していくのは、決して容易ではない」とコメントしたのだとか。当のアメリカン航空でも、「別にこれまでも、インターネットに限らず、機内でポルノが好きな乗客はいましたし…」と、大して気にする風でもない人もいるとのことです。
ただしこの問題、苦情はCAからだけでなく、けっこう乗客のほうからも寄せられているそうですね。そりゃあ、飛行機に乗ったら、隣の席の人が、いきなりノートPCを開いて、目も当てられないページばかり見てニヤニヤしてたりしたら、もうたまりませんものねぇ…
事態を重く見たアメリカン航空は、「あくまでも現在はフィルタリングを導入するかどうかの検討を進めるテスト期間に過ぎず、実際の事例などを検証しつつ、機内Wi-Fiサービスの提供のあり方を真剣に考慮していきたい」とするコメントを出し、取りあえず問題の収束化を図っている感じです。
皆さま、機内で怪しげなページを見る時は、くれぐれも周りの人のことを考えてくださいよ…。えっ、そもそもそういうページは見るなって?
参照サイト :
http://www.bloomberg.com/apps... [Bloomberg]
参照サイト :
http://blog.wired.com/gadgets/2008/09/flight-attendan.html [Wired]
Jack Loftus(訳:湯木進悟)