韓国・中国からのネット攻撃に遭った2ちゃんねる 08.5.16
巨大掲示板「2ちゃんねる」に、2008年4月16日夜から翌日の午前2時まで大規模なネットワーク障害が発生した問題について、サーバーを管理する「BIG-server」はJ-CASTニュースの取材に対し、韓国国内の4000以上のIPアドレスからDDoS(分散サービス妨害)攻撃が行われたことを4月17日に明らかにした。韓国、中国からの「2ちゃんねる」への組織的な攻撃は以前にも発生している。
サーバー稼動初日を狙い撃ちされた?
「2ちゃんねる」は韓国、中国からDDoS攻撃されていた DDoS攻撃というのは、複数のネットワークに分散する大量のコンピュータが一斉に特定のサーバーへ不正データを送出。サーバーのデータをあふれさせて機能を停止させてしまう攻撃をいう。「BIG-server」によると08年4月16日18:00に DDoS攻撃が始まったのを確認。同20:00に日本国内のネットワークがプライムタイムに入り、ネットワーク負荷が更に上昇したことで障害規模が更に拡大。同21:00に 障害の原因が韓国国内の4000以上のIPアドレスからのDDoS攻撃だとわかった。
翌日の02:45に完全復旧したが、復旧までかなりの時間を要した原因を、
「データセンターのコアルータを新しいものに交換した稼働初日だったため、攻撃への対処手順が従来と異なり、対処までに時間を要し、障害の拡大を招くこととなりました」
と同社では説明している。稼動初日を狙い撃ちされた可能性もないわけではない。
最終的な攻撃元IPアドレスは韓国国内のものだった
「2ちゃんねる」内では、韓国、中国に対する様々な批判が交わされているが、一方の韓国国内、中国国内のネットワークコミュニティでも日本に対するバッシングが繰り返されている。そうした軋轢が背景になって、「2ちゃんねる」への組織的なネットワーク攻撃が、これまでも韓国、および中国から繰り返されているのだという。ただし、最終的な攻撃元IPアドレスは韓国国内のものだったが、
「攻撃を意図した者の目的、国籍、居住地等については依然不明」
と同社は説明している。
http://www.j-cast.com/2008/04/18019175.html