優秀な韓国女子留学生の“高貴な悩み”
by
李
from
無回答 2008/01/26 17:33:19
突然失礼します。
エンジョイコリアに上がっていたという、『韓国の女子留学生』の投稿をご紹介します。
この中で、彼女の『反日の意識の変遷』と、『韓国人と韓国国家の日本に対する甘えぶり』が良く表されていると思います。
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私は、アメリカの大学院で指導教授たちに言われた次の言葉を、今なお忘れる事が出来ません。
『日本の植民地は、その後いずれも経済発展したではないか。そんな結論の出ている問題を今更どうして研究するのか?』
米国の名門ラトガース大学のローデン教授は、私が博士論文の主題に『日本が朝鮮半島を植民地支配した時代の教育と女性問題』について研究したいとの計画を説明すると、このように反問しました。
『文明のシステムを、日本の植民地主義は朝鮮半島に導入したのではないか?スペインやアメリカやイギリスは、日本のように本国と同じような教育システムを植民地に導入しなかった。
当時の朝鮮半島の人々は文明のシステムを独自の力で導入するのに失敗した。日本の植民地主義なしで、あれほど早く文明の世界システムに入れただろうか?』
私は、この発言に怒りが込み上げ懸命に反論しようとしたが、頭の中が真っ白になり感情だけが高ぶったのを覚えています。
でも、「そんな論文を書いたら、韓国に戻れなくなる!」との不安が一瞬心をよぎりました。論文の相談をした別の経済学専攻の教授は、『植民地化された国家の中で韓国と台湾ほどに発展した国家はない。アメリカやイギリスの植民地で、台湾や韓国ほど発展した国があるか?』とまで言うのでした。しかし、私の不満そうな表情を見たローデン教授は、次のようにも問いかけました。
『日本の植民地支配を非難する韓国人の留学生の一人が、自分の父親が東京帝国大学出身であると自慢げに話した。これは、暗黙のうちに日本が導入した文明のシステムを評価していることになる。本来なら、東京帝国大学を卒業した父親を非難すべきではないか?』
こう言われてみると、確かに東京大学はもとより、京都大学、早稲田大学、慶応大学を卒業した事を誇りにする韓国人は少なくないのです。当然韓国の側に立ってくれると思った第三者のアメリカ人学者の発言は、ショックでした。
こうして私は1997年に『The Doomed Empire : Japan in Colonial Korea 』(滅亡の帝国:日本の朝鮮半島支配)を、英国で出版しました。
日本の植民地支配下での女性と教育問題を学問的に整理し、感情論でなく客観的に理解する素材を提供したいと考えたからです。当初の意図とは異なり、指導教授の理諭と主張が盛り込まれました。
この本は、韓国で出版するのは、まず不可能でしょう。韓国では『親日派』と非難されるでしょう。韓国で生活出来なくなるかもしれません。
それをあえて覚悟したのは、近代史をめぐる日韓の対立を解消し、友好な関係を築くのに微力ながら貢献したいと考えたからです。女性解放と女性教育の面では、日本の植民地主義は、朝鮮半島への近代化の導入に決定的な役割を果たしました。その一方で、韓国の教育が日本の戦前型の教育から、今も抜け出せないでいるのも否定できない現実です。
Christine・Rhee女史
1960年生まれ。現在、アメリカPortland州立大学教授。梨花女子大卒業後アメリカに留学、Rutgers大学で博士号取得。
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以上、ご紹介まで。
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