通常「待機指示」は"hold short of runway --"と言う言葉を使い、それを復唱することが義務付けられています。
"(to) position runway --"はカナダ、アメリカでは当然のように使われている「滑走路進入後待機」の意味で、国際線を担当する管制官が知らないのは非常におかしなことだと私は思います。
パイロット側からすると、自分が間違えていないことを確認するために復唱をするもので、それに対して反応がないということは「復唱した内容は正しかった」となり、行動に移ります。
Hold shortの復唱をパイロットがしなかったら管制官はすぐに対応すべきなのに。
同様の重大インシデント(アクシデントに至らなかったが危険があったと判断される事象)ケベックで2004年にも起っています。それを受けてFAA(アメリカの航空局)は"to position and hold"という表現を使わず"line up and hold"(ICAO standard)という表現に変更してます。カナダでは少なくとも私の知る限り未だに使われている表現です。
"taxi to holding position"(滑走路に乗る前に待機)と"taxi to position and hold"(滑走路上に待機)があまりにも似ていて、間違える可能性があるとの指摘から変更になりました。
カナダの航空局が攻められるのはわかるが、エアカナダの落ち度は低いと思われます。
Res.43
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無回答
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無回答 2007/10/23 18:36:52
ICAOは”line up and wait”だよ。
"taxi to holding position"の”position”も間違いの元になる
ということで”point”に変更になっているはずよ。言葉が重複しないように改善されつつあるね。