▼デブの帝国
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バンクーバー 2007/09/04 01:24:23
米国の肥満史に取り組む、グレイグ・クライツァーの著書『デブの帝国』(バジリコ出版)によると、米国に肥満がまん延し出したのは意外と最近で、80年代以降のこと。
70年代初頭に米国を襲ったインフレと食料不足対策として、時の政府が導入を奨励した高果糖コーンシロップとパーム油により“安くて美味しい高カロリーな”ファストフードや冷凍食品が劇的に普及。
その結果、国民の肥満化が加速した、というのだ。
さらに、貧富差の拡大にともない「周辺に安全に運動できる公園や施設がない」「食べ物や余暇の過ごし方の選択肢が狭められる」などの理由で、特に貧困層に肥満が集中し始めるという、これまでの常識から考えるとある種の逆転現象となる状況におちいっている、とも指摘している。
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