去年ワーホリでバンクーバーに滞在してたのですが、
最近不思議に思うことがあります。
今年の夏なぜか日本でビリーブートキャンプが大流行して
小学生から中年太りの人までみんなＤＶＤ持ってる状態なんですね。
カナダにいたときはこの様なＤＶＤを持ってる人を見たことさえ
なかったのに・・・
しかも、アメリカ人の知り合いに聞けばこの手のＤＶＤは
アメリカで１０年以上前から売られていたそうです。
なぜ、今日本でこんなに異常な売れ方をするのかと思うと
不思議で仕方ありません。
内幕知ってる人いるかな？

え、不思議でも何でもないですよ。
マーケティングとはそういうものです。
というか、それがマーケティングです。
異常な売れ方をするというのは、この商品に限らず、日本で人気商品として売り出して成功したものの売れ方のパターンですよ。

要は、国内の流行の動向をつかみ、売れそうなものに目をつけ、それを売れそうな方法で広告するのです。

この「売れそうなもの」を、みんな一生懸命探しています。
どの国で何年前に流行ったものだろうが、そんなことは無関係です。

アメリカで10年前に流行った、中国で5000年前から受け継がれている、第二次世界大戦中にドイツが使用、スウェーデンのヤングに大うけ。何でもいいです。

この国の、今この経済状態の、今この流行の流れで、今の消費者にウケるものを、良いタイミングで売ることができれば、流行につなげることができるわけです。

このDVDが当たった（当たるとマーケティングが考えた）理由は、日本にこのタイプのものがまだ入ってきていなかったので目新しかったのと、ビリーが筋肉ムキムキでありながら日本人に受け入れられやすいタイプだったというのがあるでしょう（これが、エクササイズビデオで有名な Richard Simmons ではキワモノで終わりでしょう）
時代的には、昔に比べて誰でもどこでもDVDを見ることができる、体を動かしてエクソサイズをすることに抵抗のない世代が増えた（20年前の40代や中学生はこの手のビデオに興味は示さなかったと思います）、男女ともに鍛えた体を魅力的と感じる人が増えたということがあるでしょう。

通販で一旦火がついたら、そこからは簡単、聞きかじった人が興味を示してくれます。 　

女性はダイエットものに食いつくからね。
定期的にダイエットものを出してきたあるある大辞典系の情報番組が終了して、みんな新しいダイエット方法に飢えていた頃だったから流行ったってのもあると思います。
いつまでも痩せない人って、ずっと同じダイエット方法をしようとせず、やたら新しいダイエット方法をしたがるんですよね(笑)
今頃どっかの企業がビリーの流行が終わる頃に発売しようと次のダイエットもの商品を着々と準備していると思います。 　

実は私、持ってます。 　

私はネットでダウンロードしました。
しかし、一週間で３kgも体重は減りませんよぉぉぉ