【香港=吉田渉】中国の海洋油田開発大手、中国海洋石油(CNOOC)は
このほど公表した2006年版の業績報告書で、東シナ海の日中境界線(中間線)に近い
「天外天」(日本名・樫)ガス田の生産開始を発表した。
同ガス田は日本政府が生産開始を確認しており、開発会社側もこれを認めた。
報告書によると、同ガス田の生産量は日量400万立方フィートの水準という。
CNOOCは中間線付近で「春暁」(日本名・白樺)と呼ばれるガス田も開発、近く生産が始まるとされている。
日中両政府はこの海域のガス田共同開発に向けた協議を始めているが、
11日の首相会談でも具体的な進展はなかった。(14:40)
ソース 日経新聞
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070412AT2M1200Z12042007.html