ナショナリズムをあおる傾向が高いのはなぜか。
ナショナリズムの生まれる背景について考えてみました。
みなさんの意見をお聞かせください。
１社会の階層・格差拡大
２社会の若年層の失業率の増加
３社会的アイデンティティの欠如
４政治的アイデンティティの強化　ファシズム思考の増加
　
以下は、「ぷちナショナリズム症候群」香山リカの文献プレビューの引用です。
　本書は１年程前に出版されたもので、近年の若者たちの間に見られる無邪気なナショナリズムを心理面から分析したものです。香山氏は、日本型のぷちナショナリズムが無邪気なままであり続けることには悲観的な見解を示しています。その根拠としては、今日の社会における階層化の進展です。子どもは親の名声を利用することに対して抵抗感が薄れており、親の職業や収入により就職や進学の有利・不利が決定するという機会の不平等が顕著になってきており、階層・格差の拡大が進んでいるというわけです。
　今日のフランスにおいては、極右政党に対する貧しい庶民層の支持が急速に進んでいるの同様、我が国においても、こうした層が無自覚なナショナリズムに駆り立てられる可能性があるというわけです。今後階層化が進んでいく中で、進学や就職の機会や所持の格差が広がり、中間層と呼べない程に地盤沈下が起こっていけば、こうした層がまっとうな不満を抱く可能性があるというわけです。ナショナリズムについては、人間が安心を得るためにはアイデンティティや帰属意識が必要であり、共同体としての共通の団結軸が必要であることは認めざるを得ませんが、そこから出てきたナショナリズムが過去の脈絡を無視したものであることはやはり危険なことであると思います。さらに、これに階層化に対する国民の実感が加われば、欧米に現れつつある移民排斥と共通するナショナリズムが出現する可能性は十分にあるでしょう。

トピ主馬鹿だろ！もっと勉強しろよ！ 　

５　若年層の不安感
６　共同体への帰属意識による安心感
７　国内の社会問題から国外の外交問題へのすり替え 　

>トピ主馬鹿だろ！もっと勉強しろよ！
では、あたなの意見は？ 　

日本にいる右翼系の若者が、こちらの伝言版を使っていかにも多くの人が右翼系の意見に賛同しているかのように自作自演しているのでみなさん気をつけましょう。

彼らは、日本で少数派であるためどこかでその怒りや不満を向ける必要があるのです。

日本社会の構造が彼らの怒りや不満を増長させているのにもかかわらず、日本政府の圧力を増長させる活動をおこなっているのです。

こういうタイプの方は、途中で気づいて左翼になる可能性もあります。

いずれにしても、怒りや不満をどこに向けるべきか、よく考えてください。

自分の信じる思想のみが正しいと思わないでください。

それはマインドコントロールです。

中立的な思想が芽生えにくくなり、全く逆の意見を受け入れなれなくなります。

右翼系の若者は、日本国内の社会問題の勉強も合わせてください。

バランスが大事です。 　

8 家族や地域の帰属意識の低下
　

あの、トピ主さん、ちょっと聞いても良いですか？
ここで言う「ナショナリズム」の日本語訳は何ですか？
辞書では「愛国心、国家主義、国民主義」とありますが。 　

ナショナリズム：
一つの文化的共同体（国家・民族など）が、自己の統一・発展、他からの独立をめざす思想または運動。国家・民族の置かれている歴史的位置の多様性を反映して、国家主義・民族主義・国民主義などされる。場合により国粋主義とされる場合もある。
なお、英単語nationalismとカタカナ語のナショナリズムが必ずしも1対1で対応しているわけではない。

ナショナリズムは、民族意識が文化的な段階から政治的な、したがって『敵』を予想する意識と行動にまで高まったときにはじめて、出現する。
丸山眞男「イデオロギーの政治学」（1954年）より