No.2637
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「ケベックの人について」 from mixi
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無回答
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無回答 2006/10/10 20:40:15
元トピック マツシタ
始めまして☆こんにちは
私は1月までトロントに留学していて、そのときに興味を持った「ケベックの人々のアイデンティティー」をテーマに卒論を書いているのですが、教授から誰かに話を聞けたらもっと面白くなるよと助言を頂き、たくさんの人の話を聞けたらと思ってトピを立てました!
仮説を立て、それに対し肯定否定の両方から攻めていく予定なのですが内容は主に、
「ケベックに住んでいる人は自分を‘カナダ人’ではなく‘ケベック人’と思っているのかいないのか」です。
ケベック生まれの人・ケベックに住んでいる人・このことに興味がある人、だれでもかまいません!!
意見していただけたり、体験談やケベックで感じたことなど教えてください!
英語、中国語、日本語OKです。
フランス語は・・・ごめんなさい・・。
もし直接メールやチャット・スカイプできる方も大歓迎です!
よろしくお願いします(๑→ܫ←๑)
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Res.1 |
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無回答
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無回答 2006/10/10 20:40:48
1: MiMi
私も似たような内容で卒論書きましたよ〜^^ケベックの言語政策とメディアとアイデンティティーみたいな感じで。
今、試しにメッセンジャーで「自分のことカナダ人という?ケベック人と言う?」と、とあるquebecoisに聞いたら「もちろんケベック人だ」って言ってました笑
人の信条とか状況によることだと思いますが、私がケベックに居たときの印象では「ケベック人」派が多かったと思います。自分がカナダという国家の一部であることに誇りを持っている人は「カナダ人」と言うんじゃないかな?
今思い出したエピソードを一つ・・・
私がフランス語を勉強してる時に宿題で「国籍はなんですか?」という質問をしなくてはいけなくて、ホストママに聞いたら「ケベック人」っと言ってました。そこにママのボーイフレンドからすかさず「国籍だから、カナダでしょ!」と突っ込みが入って、ママは「・・・?あ、そうか」てな感じでしたよ笑
がんばってくださいね〜☆
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Res.2 |
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無回答
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無回答 2006/10/10 20:41:38
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Res.3 |
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無回答
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無回答 2006/10/10 20:42:16
6: パルミ
ケベックに来て、8年です。ケベック人の夫と子供が2匹。
英語圏の事はあまり知らないのですが・・・
私の、経験と意見を書かせていただきます。
カナダと言う国ができる前からの歴史も探ってみれば?
というのも、カナダに渡ってきたのは、はじめはフランス人達で、公用語もフランス語だったのを、イギリス人に占領され、フランスからも見捨てられ、特有な文化を秘めてるのでは?
どうして、独立に賛成なのかと言う意見を聞くと、かえってくるのが、「昔から、フレンチカナディアンといことだけで会社でも、いくら能力があっても、上にたてなかったり、蔑ろにされてきたから、自分らだけで社会を築きたい」と言う意見が多い気がします。
しかし、一番盛り上がったのは、やはり、首相ルネレベックが居た頃の話で、今現在は、全くないとは言えませんが、そこまでないかも。家のケベック人の夫は独立反対です。
また、現代社会になるにつれ、英語も世界の共通語になり、英語圏と隣り合わせになっていると言うのに、ここまで、フランス語どっぷりな生活にさせている法律(第101)の事など、
言葉とは文化と言う気がしてなりません。
フランスに3年居たので、比べると、なんとなくケベック人とは、誰が言ったか忘れましたが、
「白百合(フランスを象徴した花)の下に生まれ、バラの花(イギリスを象徴した花)の下に育つ」
という、言葉がぴったりだと思います。
なんだか、朝忙しい時に書いたので、支離滅裂かもしれませんが、理解していただいたでしょうか・・・
んー・・・?
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Res.4 |
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無回答
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無回答 2006/10/10 20:42:46
7: オリビエさん
ケベック人の主人と息子とモントリオールに住んでいます。
独立賛成・反対にかかわらず、ケベコワはカナダ人でなく/ある前に”自分はケベコワ”と答える人が多いと思います。
ケベックに住むケベック人、英語圏に住むフレンチカナディアン、ケベックと縁のある日本人、皆それぞれ考え方があると思いますが、私の主人はとてもケベコワ(フレンチカナディアン)で英系は好きではありません。(もちろん個人レベルで誰もかれも嫌いというわけではありません。アメリカ人の友人は好きだけど、アメリカは嫌いというのと同じ)歴史的に(って、まだ終わっていない)、主人がそうあっても無理ないと思います。
移民して7年経ち、仕事柄ケベックについてカナダについて知識を深めるにつれ、私でさえ”私はケベック人”という意識が芽生え初めています。
ちなみに、mrkさんご紹介のCM見ましたが、私はちょっと笑えませんでした。きっと深いユーモアであって、私が読みきれないだけなのかもしれませんが。。。
確かに、ケベックの特徴を表しているかもしれませんが、表現の仕方が不愉快だなぁと感じました。あれがケベコワのイメージなのか、それともああいうイメージをもたれているというのを皮肉っているのか。
ちょっと横にそれてしまいましたね。。。 すみません。
大学で専門として勉強しているわけではありませんが、仕事上・個人的興味上、ケベック文化・ケベック人(フレンチカナディアン)との接触も多く、お話できることはたくさんあるほうだと思います。
マツシタさん、スカイプで話すことが出来ますので、もし興味があったらまずはメッセージください。
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Res.5 |
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無回答
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無回答 2006/10/10 20:44:28
8〜13 (省略)
14: 高橋
>6
>カナダと言う国ができる前からの歴史も探ってみれば?
>というのも、カナダに渡ってきたのは、はじめはフランス人達で、公用語もフランス語だったのを、イギリス人に占領され
これではまるで、ケベック民族主義者の言い分です。カナダと言う国ができる前からの歴史も探ってみれば、カナダに渡ってきたのは、はじめはインディアンで、その後フランスに征服されたのです。それがさらにイギリスに征服され、その後アジア系などが移民してきたという、複合的な移民構造になっているという点を理解しなければばりません。
1989年に廃案となったミーチレイク協定は、ケベック独立を阻止するため、マルローニ首相がケベック民族主義者と談合して「ケベック文化は尊重される文化である」と憲法に盛り込もうとしましたが、トルドー元首相(ケベック人)は「国民平等の観点から問題」だとして反対し、また先住民からも「尊重されるべきは我々の方だ」という異論が出て、収拾がつかなくなったという歴史こそ、もっと学ぶべきです。ミーチレイク協定は基本的に、歴史的にアンチ保守党であるケベックを保守党の地盤として取りこもうとする党利党略であって、国民全体の利益を考えたものにはほど遠く、動機は極めて不純なものでした(ちなみにハーパーはマーチン内閣を打倒するため天敵のケベック連合と手を結び、非難を受けました)。なお、マルローニ首相がケベック人だが非フランス系(アイリッシュ)であるという事実には注目する必要があります。
カナダ連邦はマルチカルチャリズムを掲げ、英仏二言語を公用語としていますが、ケベック州は仏語のみを公用語として、英語抑圧政策を取り続けています。いったい非フランス系住民にとって、ケベック独立国になるのとカナダ連邦に留まることは、どちらが利益があるのでしょうか?北部のウンガバ地方はほとんど先住民しかおらず、モントリオールはコスモポリタン・シティであり、大量の異民族を抱えてケベックはどこへ行くつもりなのでしょうか?カナダが英仏二民族から構成されているなど、多民族国家となった今日ではもはや神話です。1995年の州民投票ではパリゾー州首相が「マニー(ユダヤ人)とエスニックのせいで負けた」 とコメントして物議を醸しましたが、この発言からもケベック独立問題がケベック州民みんなのものではなく、フランス系だけのものであることがわかります。
いったい今のカナダで民族主義など通用するのでしょうか?ここにいるみなさんは日本人のはずです。両親の一方がカナダ人だったり、子供の半分がケベック人だったりするかもしれませんが、みなさんはどこにいても生涯日本人なのではありませんか?ケベック民族主義の言い分を是とすることは、結局自分の首を締めることになるのではないでしょうか。マルチカルチャリズムのカナダに居ることを感謝するべきです。
なんだかカナダ国粋主義みたいで恐縮ですが、私は今は日本在住です。
今年のカナダ総選挙を、ケベック対西部の地域対立という観点からまとめてみました。
ケベック問題にも少し触れてあります。
http://bluejays.ld.infoseek.co.jp/election2006.htm
こちらもどうぞ。
http://groups.msn.com/36qai19i10lrchkf4a6e6hrqq2/wow.msnw?action=ShowPhoto&PhotoID=14
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Res.6 |
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無回答
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無回答 2006/10/10 20:45:22
15: オリビエさん
高橋さん、カナダの政治についての知識が豊富なようですが、ちょっといろんなことをごっちゃにしている気がします。ケベック人としての誇り、カナダ人ではなくケベコワであるというアイデンティティーを持つことと、独立主義であることは違うと思います。そして、
>カナダ連邦はマルチカルチャリズムを掲げ、英仏二言語を公用語としていますが、ケベック州は仏語のみを公用語として、”英語抑圧政策を取り続けています”。
これは暴言のような気がいたしますが? 周りを英語圏に囲まれ、モントリオールなどは英国系住民がいる、しかもフランス語のわからない移民がモントリオールにやってきて英語を使うことで英語系住民が増える。こうした状況の中、自分達の文化・言語を守ろうとするのは当然ではないですか?
先住民のお話にも触れられていますが、英語圏、特にアルバータ州などに住む先住民はみな英国化され(といっても生活レベルの話ではなく言語的に)彼ら部族の言語を使える人はいないに等しい。ところが、ケベック州にいる部族は今日まで彼らの言語を使える人が大勢います。因みに、西部に英国系が入ったのはせいぜい100年ほど。ケベックでは4世紀ですよ。その間、先住民は彼らの言語を保持することが出来ている。
なぜだかわかりますか? LOI101、おそらくあなたが英語抑圧政策であるとおっしゃっている法律です。
この法律では、ケベック州に来た移民はフランス語系の学校に行かなければならない。(当然ですよね。ケベックではフランス語が公用語。)ただし、もしあなたが英国系の両親を持っているなら、英国系の学校にいけます。あなたが、先住民の親をもつなら、先住民の言語で行われる学校にいける。フランス語がマジョリティーの中、マイノリティーも尊重するという法律です。
アルバータ州にも私は住んだことがありますが、あそこにはマイノリティー、仏系を尊重する制度があるでしょうか? 逆ですよね。ご存知かと思いますが、あそこはフレンチを追い出す法律を作ろうとしましたよね。
ブリティッシュがやってきたとき先住民を萎えさせた方法はご存知ですよね。彼らの生活に欠かせなかったバッファローを徹底的に殺して、インディアンたちが狩りを出来ないようにした。そうすることで、ブリティッシュに頼らざるを得ない状況を作った。
一方、慣れないカナダの気候に腹をすかして凍えている英国系軍人を助けてあげたのは、もうずっと長い間この地に住み着き根を張ったフランス系なわけです。
ケベック人が自分はケベコワだ、フレンチカナディアンだというのは、こうした歴史の中でのフランス系カナダ人、今日のマイノリティーも尊重する政策を掲げるケベック、英国系が様々なストラテジーをとってフランス系を同化(英国化)させることへの抵抗、いろんなものが混ざっている(又は人によって異なる理由がある)のだと、一移民に過ぎない日本人の私はそう思います。
独立うんぬんの話をすれば、
>非フランス系住民にとって、ケベック独立国になるのとカナダ連邦に留まることは、どちらが利益があるのでしょうか?
非フランス系とは、フランス語を話さない住民、ということでしょうか。もしそうだとしたら、この考え方こそ、まさに英国系ストラテジーに完全にはまってしまっているとお気づきになりませんか?
言語は武器です。国の公用語が英・仏である限り移民はどちらかを学ばざるを得ないでしょう。フランス語を選ばないなら英語。こうして英語系住民が増えれば、フランス語系住民がマイノリティーとなるわけです。そうすれば、独立はできなくなる。
>両親の一方がカナダ人だったり、子供の半分がケベック人だったりするかもしれませんが、みなさんはどこにいても生涯日本人なのではありませんか?
それをおっしゃるなら、フランス系カナダ人が何世紀経っても、誇りをもって自分はケベコワ・フレンチカナディアンというのは当然のことと思いませんか? (もともとカナダ人というのはこの北米の地で、移民してきたフランス人の間に生まれたいわば2世であり、みなフランス語を話していた。イギリスに征服されてから、カナダ=フランス系とはならなくなったのでイギリス系と区別するためにケベック人・ケベコワと言うようになりましたでしょ)
あなたのプロフィールも拝見させていただきましたが、ケベックを語るならケベックをもう少し肌で触れられた方がいいと思います。ケベックについての知識は本や資料でいくらでも得られますが、英国系から聞く話と仏系から聞く話は違う場合もあります。
なんていうと、おまえは仏系の解釈だろうと言われるかもしれませんが、ケベックを語るならケベック人の考え、ケベック人の解釈も理解すべきだと思いますので。英国系解釈を、それが唯一の事実のように語るのは、洗脳の手助けをすることにもなりかねません。
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Res.7 |
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無回答
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無回答 2006/10/10 20:45:53
16: オリビエさん
>>6
>>カナダと言う国ができる前からの歴史も探ってみれば?
>>というのも、カナダに渡ってきたのは、はじめはフランス人達で、公用語もフランス語だったのを、イギリス人に占領され
>これではまるで、ケベック民族主義者の言い分です
ケベックの方と結婚され、ケベックに移民され、何年もこちらに住んでいる方も多いです。パルミさんもしかり。
バンクーバー、トロントに数年住まれて現在日本在住のあなたが、ケベック民族主義者一人一人がどういう人々なのか、どういう理由で、どういう個々の歴史をもってこの立場をとっているのか、どれだけの生の声をもって、ケベック民族主義者とはこういうものだ、とおっしゃっているのでしょうか?
今もいろんなところで記事を書かれているのかどうかわかりませんが、もしジャーナリストでいらっしゃるなら、一言言わせていただこうと思い追記しました。
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Res.8 |
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無回答
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無回答 2006/10/10 20:46:32
17: 高橋
ここはケベコワ妻たちの井戸端会議室なのでしょうか?いやはや、ケベコワと結婚してここまですっかり身も心ケベック民族主義に感化された日本人も珍しい。
>フランス語のわからない移民がモントリオールにやってきて英語を使うことで英語系住民が増える
迷惑だと言うことでしょうか?まるでジャック・パリゾーの話を聞いているようですなあ。
>自分達の文化・言語を守ろうとするのは当然ではないですか?
自分達の文化・言語を守ろうとするのは当然ですが、英語の表示を禁止するのは、誰が見ても文化抑圧政策です。英語を抑圧しないと自分達の文化・言語を守れないと思うのはなぜでしょう。移民国家のカナダが、英語以外の看板を禁止しましたか?
>アルバータ州などに住む先住民はみな英国化され
そのような報告を聞いたことがありません。
>彼らの生活に欠かせなかったバッファローを徹底的に殺して、インディアンたちが狩りを出来ないようにした。そうすることで、ブリティッシュに頼らざるを得ない状況を作った
そんな話も聞いたことがありません。ソースの提示をお願いします。インディアンはみんな狩りをしていたのですか?農民はいなかったのですか?
>慣れないカナダの気候に腹をすかして凍えている英国系軍人を助けてあげたのは、もうずっと長い間この地に住み着き根を張ったフランス系なわけです
これも聞いたことがありません。オリビエさんは佐野源左衛門の子孫でしょうか?
>今日のマイノリティーも尊重する政策を掲げるケベック
どんな政策を掲げているのか教えて下さい。
>アルバータ州にも私は住んだことがありますが、あそこにはマイノリティー、仏系を尊重する制度があるでしょうか?
あそこは旧改革党の地盤ですから。「ケベックを離婚させろ」と言い、「ケベック問題は永続的な人種混交により解決される」と言って、民族浄化政策を主張した党ですから。彼らは人種差別だけでなく、女性差別も主張しています。
>英国系が様々なストラテジーをとってフランス系を同化(英国化)させる
カナダ連邦政府がフランス系の同化政策をとったという話も聞きません。連邦は二言語政策を採用しています。
>非フランス系とは、フランス語を話さない住民、ということでしょうか。
フランス人の子孫でない人という意味です。
>この考え方こそ、まさに英国系ストラテジーに完全にはまってしまっているとお気づきになりませんか?
>フランス語を選ばないなら英語。こうして英語系住民が増えれば、フランス語系住民がマイノリティーとなるわけです。
「英国系ストラテジー」と呼んで、悪の政治哲学だと言わんばかりの物言いには驚天動地です。オリビエさんのご主人は、ルシアン・ブシャールでしょうか?
フランス語を選ばないなら英語、英語を選ばないならフランス語で、選択できます。オリビエさんにとっては、英語を選択することは許しがたい悪徳なのでしょうか。
ちなみにカナダでは、イギリス系とフランス系をマジョリティと呼び、それ以外はマイナリティです。
>そうすれば、独立はできなくなる
独立が善であることが、証明されずに前提されています。
>英国系解釈を、それが唯一の事実のように語るのは、洗脳の手助けをすることにもなりかねません
これも、ある考え(連邦主義、あるいは英語メディアから得た情報)を「英国系解釈」とラベリングし、しかも「洗脳」と決め付けるなど暴言です。
また私のHPを読まれたと思いますが、ケベック以外を英国系と決め付けるのは誤りです。それにケベック自体もイコールフランス系ではありません。カナダ論を英国系とフランス系の二元論で論じるのは、誤りであるという以上に、悪質です。
>それをおっしゃるなら、フランス系カナダ人が何世紀経っても、誇りをもって自分はケベコワ・フレンチカナディアンというのは当然のことと思いませんか?
当然であり、少しも悪いことではありません。
>バンクーバー、トロントに数年住まれて現在日本在住のあなたが
ケベックに住んだことのない人は黙れということですか。「ケベックの方と結婚され、ケベックに移民され、何年もこちらに住んでいる方も多いです」。そんなことは知っています。ケベコワと結婚した人がみんなケベック民族主義者でなければ独立派でもないということも知っています。人質を取って私に揺さぶりをかけているのですか?ケベックのいいところだけを挙げ、英国系の悪いところだけを挙げ、比較対象にわざわざアルバータを選び、「英国系ストラテジー」「洗脳」とは、いやはや大した煽動家ですなあ。ケベック人がみんなこう考えていると思われたら、ケベック人も迷惑でしょう。
>ケベック民族主義者一人一人がどういう人々なのか、どういう理由で、どういう個々の歴史をもってこの立場をとっているのか
以前から興味を持っていましたが、オリビエさんには非常にいい勉強をさせていただきました。
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Res.9 |
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無回答
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無回答 2006/10/10 20:47:08
18: 高橋
カナダ統計局は今年の調査で、BC州の人口が431万人、アルバータ州が338万人で合計768万6215人、ケベック州は765万1531人と、BC州とアルバータ州の合算人口が初めてケベック州を上回ったと発表しました。ところが議会の議席を見ると、下院ではBC36、アルバータ28で合計64議席であるのに対し、ケベック州の議席は75議席となっています。いっぽう上院はマリタイム24、ケベック24、オンタリオ24、西部24と、人口比を無視して地域別に同数割り当てており、BCは6、アルバータは6議席で合計12議席とケベックの半分しかありません。シャーロットタウン協定でケベックは「ケベックは独自の社会である」「ケベック州は下院議席を最低25パーセント保持する」という文言を盛り込むことを主張しましたが、西部諸州がむしろ上院改革を主張したのはこのような理由からです。カナダ人の多くは協定がケベックを優遇し過ぎだと感じ、いっぽうケベックでは優遇度が小さすぎだと感じ、同協定は全ての州で否決され壊滅しました。
その後のマルローニ内閣総辞職を受け、新聞では「ケベック問題は開けてはならぬパンドラの箱、これを開けた政治家は自爆する、今後の政権はケベック問題は見ざる、言わざる、聞かざるで無視を決め込むのが最善だろう」と、ケベック民族主義者と妥協することの危険性が訴えられました。マルローニの教訓に学んだクレティエンはこれをよく守りましたが、政権末期にはスポンサーシップ事件で自爆しました。分離派であるケベック連合については、クレティエンは長期安定政権を得てこれも無視しましたが、マーチン内閣以降は少数与党による不安定な政権が続き、政策ごとに野党の同意が必要となり、ケベック連合がイニシアチブを握る「危険性」が指摘されています。既述のとおり、ハーパーはマーチン内閣を打倒するためケベック連合と手を結び、非難を受けました。
HPに記載のとおり、カナダは中部のオンタリオ・ケベックの議席が多いのですが、ケベックが歴史的に反保守党であったことが自由党万年与党化を招きました。ところがケベック連合が結成されケベックの自由党の票田を食い荒らすようになり、同党がケベックで一定の勢力を持つ限り、当分の間どの党も過半数を獲得できない状態が続く可能性もあります。イタリアの例などから、少数政党乱立では談合政治が横行し、政治が腐敗するという指摘もなされています。
北米(合衆国及びカナダ)で多く話されている言語は、1位英語、2位スペイン語、3位フランス語、4位中国語の順ですが、今後スペイン語と中国語の話者が増加し、フランス系の出生率が低下しているため、今世紀前半で3位と4位が逆転することが確実視されています。
カナダは現在、英仏バイリンガリズムを採用していますが、今後は英中の「バイリンガリズム」へ進むか、あるいは英仏中のトライリンガリズムへ進む可能性について、真剣に考えた方がよさそうです。こんな時代に「ケベックは独自の社会である」「ケベック州は下院議席を最低25パーセント保持する」とは、何たるアナクロニズム! 思えば、ソ連においてロシア人の出生率が低下する一方でイスラム系の人口が増加し、1980年代でついにロシア人の人口比が50%を割り込んだことが、ゴルバチョフの「緩やかな新連邦」構想の契機となりましたが、これこそが保守派クーデターの原因となり、ソ連の命運を決しました。
英仏バイリンガリズムが制定されたのは1969年のことです。この時代は、カナダが英仏2民族から成り立っていると考えられたのです。その後マルチカルチャリズムの思想が普及しましたが、1990年代前半は、憲法に署名を拒否したケベックを取りこむための二つの協定(いずれも廃案)の時代で、カナダ人は疲れ果てました。90年代後半は独立を問う住民投票(いずれも否決)の時代で、いずれの方法も失敗し、ケベック独立問題はどこへ向かうのでしょう。今後は中国・インド系が飛躍的に増加して、現在40%のイギリス系も27%のフランス系も単なる一民族に転落し、「独自の地位」を維持できなくなるのではないでしょうか。そうしてカナダ・スタンダードとしての英仏公用語と、イギリス的議院内閣制だけが残っていくのではないでしょうか。
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Res.10 |
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by
無回答
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無回答 2006/10/10 20:47:46
19: 高橋
マツシタさんの疑問に答えて、
ケベック州での1998年6月公表の世論調査
「ケベック人は自分をどうみなすか」
★全体・仏系・非仏系の順
ケベック人とだけ感じる:16.9%・20.7%・0.7%
まずケベック人、それからカナダ人:30.7%・34.7%・13.0%
ケベック人でありかつカナダ人:33.0%・30.4%・44.2%
まずカナダ人、それからケベック人:12.1%・7.8%・30.0%
カナダ人とだけ感じる:6.5%・5.5%・1.2%
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Res.11 |
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by
無回答
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無回答 2006/10/10 20:48:21
20: オリビエさん
高橋さん、
色々とご存じないこともおありな様なので、ますますケベックについて、ケベック人によって書かれた書物を読まれることをお薦めします。
ケベック在住妻達の、井戸端会議にしたつもりはないんですが、毎日ケベックにどっぷり使っている人々を前にする、あなたのスピーチに圧倒されて意見させていただいたまでです。ここまで話せる方は、どんな方なのかなぁ、と思いきや。。。
ケベック人と結婚していれば、長く住んでいればあなたよりいろいろ知っているとはいいませんよ。ただ、統計・資料から得た知識で論議されている印象をもちまして、それをここで振り撒くのはどうかと。私の知識はそれとして参考にしていただければ幸いです。
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Res.12 |
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無回答
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無回答 2006/10/10 20:49:41
21: (省略)
22: パルミ
なんだか、まだ、激しい討論が続いてますね。これ、実際対面して行われてたらと思うと、ドキドキします。こやって、書く形式の方が正常心でかけるので良かったです。
マツシタさん大変なことになってますが・・・
ところで、いつかの質問に答えさせていただきます。
ケベック人はこんなんだあ・・・見たいなやつ。
ケベック人はオープン。感情あらわに出る。性に対してもオープン。感情表現がとてもうまい。のりがいい。まとまりがない。
要するに、元はラテン系の人たちがこんなくそっ寒いところに住んでいる。と言った感じに見えます。
こんな性質から、ケベックには、シルクドソレイユ、その他のエンターテーメントが盛ん。歌手やミュージカルもフランスよりもいいし。実際、フランへたくさんのケベック人たちが歌いに行く。
全く今までの政治論から離れてしまいましたが、少し、気になる文章があったので、付け加えますが・・・
高橋さんより
>フランス語を選ばないなら英語、英語を選ばないならフランス語で、選択できます。オリビエさんにとっては、英語を選択することは許しがたい悪徳なのでしょうか。
うちの例で言わせてもらいますと、ケベック人は、海外へ出ると、結局、英語圏からでもなくフランスからでもないので、仕事などのアプリケーションの際、英語圏に囲まれているため、TOFFLをとって、英語で授業を受けなおしたりと外人扱いとこんなジレンマがおこります。
実際、ケベックの政治家の子供達やお金持ちは英語の私立だったら行かせられるので、高額はらって行かせています。
うちも、子供が2人居るので、将来どこでも通用するように英語で教育させたいけれど、不可能。(これが、法律101番)
しかし、大学から英語でもいいので、がんばって英語で行って欲しいと願っています。
ちなみに、モントリオールの英語の大学、マギルはケベックで、一番らしい。
だから英語教育賛成です。以前、オーストラリア移民考えたほどです。
あと、今見たら、なんと私が書いたことに対しての反論だったのですね。やられました高橋さん。
あの時は、マツシタさんの質問で、「ケベックに住んでいる人は自分を‘カナダ人’ではなく‘ケベック人’と思っているのかいないのか」と言うものたっだので、比べる時にまさか、原住民を入れるなんて考えても見ませんでした。
朝の忙しい時に書き始めてしまったので、話が飛んでいてすみませんでした。こんなに反論されるとは・・・・
オリビエさんもかなりがんばってましたけど。
でも、皆さんよく勉強してますね。改めて、日本語で書かれると、なんか、資料読んでるみたいです。
ケベックの事こんなに興味のある人が日本にいるんですね。
あと、誤解されているようなので、うちの事に関して説明させてもらいます。
うちの家はケベックシティーに住んでて、ほとんどフランス語で、旦那はしかも、大学で歴史専攻で本当だったら、ブルー(ケベック派)なのですが、どらかいえば、レッドです。旦那は、社会主義すぎるケベック人の考え方によく反対しています。でも、選挙ではどちらも投票せず、グリーン(エコロジー)に投票しています。
理由は、票が入れば入るほど、国からお金が下りて、資本金になるので、誰かが投票してあげないと、エコロジーが進んでいかないからです。
なので、ケベック民族主義たるもの考えたこともありません。
あと、また高橋さんより、
>ケベック民族主義の言い分を是とすることは、結局自分の首を締めることになるのではないでしょうか。マルチカルチャリズムのカナダに居ることを感謝するべきです。
こういう風に、思われているとは、とても心が苦しいです。
なぜかと言うと、フランス滞在の際、社会になじめなく、人種差別をあからさまするのを見ていた後、カナダへきた時に、他民族に対してオープンで、自分が認められているようでとてもうれしかったのを覚えています。
以前、RDIで見た番組で、ケベックに移民をしてきた人たちが、自分を「Quebecois d’adoption」(養子入りしてきたケベック人)みたいな風に呼んでいて、今では、私も自分でそう感じました。(実際、言葉は全くのケベック語になってしまいました)これは、新しい人種だと思います。
感謝するべき・・と言われなくてもしています。
なんだか、高橋さんによって、頭ごなしに決められているようで、あまりいい気にはなりません。
海外で、がんばっていこうとしている人に対して失礼かとも思います。
高橋さん、もっと、空気読んだほうがいいんじゃ?
後、マツシタさん。ただ、疑問に思っていたことがこんな、プライベートな話にまで展開していやな感じかもしれませんね。
でも、政治的な話題はいつも、熱くなるものです。
知ろうと思ったら、自分で感じるのが一番です。
がんばってね。
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Res.13 |
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無回答
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無回答 2006/10/10 20:50:25
23: 高橋
なんだか日本人同士の会話とは思えない内容になってきました。
まるでLib é ralとParti Qu é becoisが日本語で論争しているかのような…
>実際対面して行われてたらと思うと、ドキドキします。
なにぶんmixiですので…。某掲示板なら
「オタワの工作員ハケーン!」
「分離主義者逝ってよし」
「オマエモナー」
で終わりでしょう。
>海外で、がんばっていこうとしている人に対して失礼かとも思います。
海外在住を特権階級のように言うのはいかがなものかと…。私も以前、海外で頑張っていました。現在も日本でカナダ情報を収集して頑張っています。カナダ日本語誌との関係はもう15年になる私に「バンクーバー、トロントに数年住まれて現在日本在住のあなたが」「洗脳の手助け」とは失礼千万です。
>高橋さん、もっと、空気読んだほうがいいんじゃ?
2ちゃんねるではないので「空気嫁」はやめましょうと小一時間(以下略)
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Res.14 |
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無回答
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無回答 2006/10/10 20:51:19
24: 高橋
このコミュニティで連邦主義を主張すると非難されるのはなぜでしょう。私は、独立を主張することが誤りとも言っていないし、また民族主義それ自体が誤りだと言うつもりもありません。
1.ケベック州はカナダで「独自の社会であり尊重される」と憲法に明記するよう要求した
2.憲法改正においてケベック州の拒否権を要求した
3.ケベック州は人口比に関係なく下院に25%以上の議席を持つよう要求した(※ケベック州の人口は24%)
4.カナダ移民の30%をケベック州に誘致するよう要求した
5.最高裁判所判事に3名のケベック枠を要求した
6.以上の要求を飲まなければ独立すると主張した
7.2番目に豊かな州でありながら平衡交付金の44%を受け取っている
ケベック民族主義者が過去に行ったこれらの方法が間違っていると主張しているのです。ケベックを愛することと、ケベック民族主義者の主張を是とすることは違います。いったい何ゆえ、日本人でありながらここまでケベック民族主義に同調するのでしょうか?英語メディアの情報を「英国系解釈を唯一の事実のように語るのは洗脳」という、極めて不穏当な発言がありましたが、マツシタさんにケベック民族主義者の言い分だけを聞かせる方がよほど不適切でしょう。
トルドーやクレティエンのようなケベック人も連邦主義者でした。そして分離主義がケベックで過半数になったことは過去に一度もないのです。
Mon Canada comprend le Québec!
(注※eにはアクサン記号をつけましょう!)
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無回答
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無回答 2006/10/10 20:55:35
25: 高橋
★カナダ国旗「メープルリーフ」について
カナダは長い間ユニオン・ジャックを国旗とし、イギリスと区別する際には赤地の左上にユニオン・ジャックをあしらった自治領旗を使用してきたが、フランス系住民には不評であった。英仏両国がともに戦った第一次・第二次世界大戦では、カナダもともに戦っていたため、英仏両民族が和することができるカナダ独自の国旗の必要性が叫ばれてきた。
1964年5月、ピアソン首相が白地に3枚のカエデの葉をかたどった新しい国旗案を提示した。だが野党保守党(英国系の政党)のディーフェンベーカー党首(前首相)は「自分たちの偉大さを表現しないものは国旗ではない」として反対し、オタワ市長ウィットンも「3枚のカエデの枯葉を掲げたフランスへの降伏の白旗」と強く批判した。
そこでピアソン首相は、全国からあらためてデザインを募集し、2000件の中から現在のものがノミネートされた。しかし保守党はユニオン・ジャック廃止に強く反発し、議事を徹底的に妨害する作戦に出た。すると政府は12月31日、国旗論争の終結を一方的に宣言し,メープルリーフのデザインを新しい国旗と正式に決定した。国民は何のリアクションもセレモニーもなく、New Year’s Eveに静かに新しい国旗を受け容れた。
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Res.16 |
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無回答
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無回答 2006/10/10 20:56:32
26: 高橋
★カナダ国歌“O Canada”について−失われたコスモポリタニズム
1880年、レオポルド王子とルイーズ王女がケベック市を訪問することになった。そこでカナダ自治領政府は宴会を催し、「カナダ」を讃える歌を演奏することを決め、作家で裁判官のアドルフ=バズィーユ・ルーティエが4番まで作詞し、カリサ・ラバレが作曲したのが今日の国歌“O Canada”である。世界の国歌は作者不祥のものが多いが、プロの作曲家による祝典用の“O Canada”は混声四部合唱曲として作曲された。
“O Canada”仏語オリジナル(ルーティエ作詞)
2.Sous l’?il de Dieu, pres du fleuve geant.
Le Canadien grandit en esperant.
Il est ne d’une race fiere.
Beni fut son berceau.
Le ciel a marque sa carriere dans ce monde nouveau.
Toujours guide par sa lumiere.
Il gardera l’honneur de son drapeau.
Il gardera l’honneur de son drapeau.
4.Amour sacre du trone et de l’autel.
Remplits nos c?urs de ton souffle immortel!
Parmi les races etrangeres,
Notre guide est la loi :
Sachons etre un peuple de frere sous le joug de la foi.
Et repetons, comme nos peres.
Le cri vainqueur :“Pour le Christ et le roi !”
Le cri vainqueur :“Pour le Christ et le roi !”
1967年、国会特別委員会は公式のカナダ国歌制定を政府に勧告した。するとフランス系住民は“O Canada”を推し、イギリス系住民は“The Maple Leaf forever”を推した。
●“The Maple Leaf forever”
In Days of yore,
From Britain’s shore
Wolfe the dauntless hero came
And planted firm Britannia’s flag
On Canada’s fair domain.
Here may it wave,
Our boast, our pride
And joined in love together,
The thistle, shamrock, rose entwined,
The Maple Leaf Forever.
The Maple Leaf
Our Emblem Dear,
The Maple Leaf Forever.
God save our Queen and heaven bless,
The Maple Leaf Forever.
ウォルフはケベックの戦いに勝利して仏領カナダを獲得したイギリスの指揮官だが、1963年の十月危機のとき、彼の銅像がケベック解放戦線(FLQ)によって破壊されている。thistleはスコットランド、shamrockはアイルランド、roseはイングランドの国花である。
ルーティエの原詩は、イギリス系だ、フランス系だと言うのではなく、“Canadien”は“une race”(一つの民族)だと言うのである。イギリスだ、フランスだではなく、“dans ce monde nouveau”(この新世界において)と言うのである。
ここで言う“Canadien”が、フランス語で書かれていることからフランス系住民を含んでいることは明白である。4番はいくぶん宗教的だが、Le cri vainqueur :“Pour le Christ et le roi !”(勝利の叫びは「キリストと王に!」)の「王」が、イギリス王族を迎えた宴会で歌われた経緯からして、フランス王ではなくカナダ王であることに疑いの余地はない。“les races etrangeres”は残念ながら「多民族」ではなく、おそらく「外国人」だろう。この曲が「メープルリーフ・フォーエバー」を制して国歌に選ばれたのは、やはりそのコスモポリタニズムの性格にあったといえるだろう。
今日ケベックには独立派が跋扈し、イギリス王族が訪問すると毎回物議をかもす。だが独立派から見れば媚びているとも思える“O Canada”は、ケベック人によって作られ、ケベック人によって推されたことを忘れてはならない。
1980年の国会決議により、オリジナルの1番とマギル大学教授ロバート=スタンレー・ウィアによる英訳詩が正式に国歌と制定され、2番以降は歴史の彼方に消えていった。しかし私は、その2番以降にこそカナダらしさ、今日のマルチカルチャリズムの先駆けを見出し、その消失を惜しむのである。
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Res.17 |
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無回答
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無回答 2006/10/10 20:57:12
28: パルミ
高橋さん
このコミュニティーは自分らの意見を書く場所ですが、相手のことも考えた上での意見交換をやって欲しいかと思います。
また、そこまでご存知で、立派なブログももっていらっしゃるなら、マツシタさんと直接やり取りしていただければと思います。
人を小ばかにし、頭ごなしな表現も見受けられます。
例>海外在住を特権階級のように言うのはいかがなものかと…。
例>>このコミュニティで連邦主義を主張すると非難されるのはなぜでしょう。
例>>いったい何ゆえ、日本人でありながらここまでケベック民族主義に同調するのでしょうか?
なにがこうやってあなたに誤解を招くのか分かりませんが、相手のこともよく知らず、だだひたすら自分表現をするのはいかがかと思います。
こういったことから、空気を読んでいないと今風の表現でしたつもりですが、理解しもらえていないので、はっきり言わせてもらいますと、非常識ということです。
カナダに数年滞在して、今でもカナダにとても興味をもっていらっしゃるのは分かります。喜ばしいことだとも思います。
そこで、また誤解が・・・
私は、18歳で日本を出て14年が経ちます。この先も、このままカナダで一生を過ごす確立は高いです。年月がどうだ海外がどうだと申しているのではありません。しかし、他民族他文化を肌で感じる期間は長いし、危機感もあります。
フランス、カナダとそれぞれの国、民族または、その他の民族に触れて、そのなかで、どう自分がやっていけるか? また、どうしたら、認められるか? など、考えてやってきました。
ご存知と思いますが、日本人を捨てずに、自分を捨てずに、他国でやっていくのは簡単ではありません。
はっきり言って、家族も友達もいる日本で暮らしたほうが、気楽だと思ったこともあります。
とてつもない、寂しさにかられた事もあります。
なので、特権階級などさらさら思ってもいません。
あなたが、どういう海外生活をして、今現在日本でどのような状態にあるのか知りませんが、とにかく、相手をもう少し労わった表現を使ったほうがいいと思います。
私の人生をどうしてここまで語らなければいけないか・・・
それは、あなたの非常識さに落胆しています。
ぜひご理解の上。
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Res.18 |
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by
無回答
from
バンクーバー 2006/10/11 21:10:41
この高橋って人誰ですか???
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Res.19 |
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なつこ
from
バンクーバー 2006/10/12 13:37:18
こんにちは。
お役に立てるか分かりませんが、コメントさせて頂きます。
2年程前に、ケベックに3週間、フランス語を学びに行きました。
その時にケベックに魅了されて、ケベックが大好きになりました。
確かに、ケベックの人達は独立したがっていると聞きました。
そのための運動も実際におきていると。
フランス人の血が強いせいか、英語を理解していても、決して話してくれない人も大勢います。
中にはフランス語以外で話しかけられたら、無視する人も。
なので、私は、彼らはケベッカー(という言葉もある位だし)だと思ってる人が多いと思います。
もちろん、全員ではないと思うけど。
お役にたてたか分かりませんが、よかったら参考にしてください。
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Res.20 |
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無回答
from
無回答 2006/10/13 20:11:33
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Res.21 |
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by
無回答
from
無回答 2006/10/14 05:15:17
パルミさん
>例>>このコミュニティで連邦主義を主張すると非難されるのはなぜでしょう。
これの何がいけないのか、さっぱり理解できません。こんなのがいけないなら、掲示板など成り立たないでしょう。mixiはあなたの常識を中心に回っているわけではありません。
また私は、ケベック民族主義の過去の手法を批判し、連邦主義を推進しているわけですが、28の内容は、私が間違っているとも、ケベック民族主義が正しいとも書いてなく、反論の体をなしていません。全文私の人格への中傷しかなく、まるで討論のルールがなっていません。根拠を挙げて論ずるという、基本ができていないのです。
自分だけが苦労していると思うなど傲慢です。私が苦労していないと決め付けるのはなぜでしょう。私は某大手新聞社から脅迫されています。イタズラ電話も多いし、2ちゃんねるでは5年も悪口を書かれ続けています。また「カナダに2年住んだだけで連載できるのは、編集長の愛人だからだ」という噂を流されました。こんなことを自慢するのは全くバカげたことです。
27は自分で削除したようですが、「議論が白熱している時や相手に反対する意見等を書き込む際は、もう一度書いた文章を読み返し無用なトラブルは回避するよう努めましょう」と書いてありました。読み返した結果が28ですか? ほかにも「自己満足で他人を小ばかにしたような文章」「空気を読んでいない、場違い」とは、ずいぶんじゃありませんか。
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・英語メディアからの情報を論拠も挙げず洗脳と決め付ける
・連邦主義に賛成も反対も表明せず、代案も出さずに「英国系ストラテジーにはまっている」と貶す
・事実かどうか疑わしい情報を出所も明記せず載せる
・英国系をフランス系の敵対者のごとく扱ってヘイトスピーチをたれ流す
・「色々とご存じないこともおありな様なので」と言いながらそれを書かない
・人を「非常識」と罵りながら、自分は「日本人を捨てずに他国でやっていくのは簡単ではない、もう少し労わって」と泣き言を言う
・自分だけが外国にいて自分だけが苦労していると思い相手をあなどる
・「空気嫁」と言って相手を思いのままに操縦しようと試みる
「日本人が腹をすかしているときチョコやガムを与え、パンとミルクを支給してあげたのはアメリカ人です」などと言ったらたいがいの日本人は怒るでしょう。
「フランス語のわからない移民がモントリオールにやってきて英語を使うことで英語系住民が増える」などと言ったらモントリオールの日本人が怒るでしょう。
「カナダに渡ってきたのははじめはフランス人達で」などと言ったらインディアンが怒るでしょう。
こんなことは、カナダに何年も住んだら「常識」です。
<ある人がインディアンに「自治権を与える代わりに『白人は偉大で尊敬される』と憲法に盛り込むことに同意せよ」と言ったら、皆がその人をペテン師だと思うだろう>という話が実際に新聞に載り、そしてケベックで現実に実行されそうになったのです。
このコミュニティは偏っています。ここでは賛成も反対も代案もなく、連邦主義者は中傷されます。「ケベック民族主義者とは一致不可能、関わってはならぬ」と言われてきましたが、私はこのコミュニティの人たちとうまくやっていく自信もないし、またその必要も感じません。
はっきり言って、不愉快です。
私は当コミュニティを退会します。
これまで自分が書いてきたことは、「世界の分離・独立運動」コミュニティにコピペしてこちらで続けます。
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