今日ウクライナのブチャで大量虐殺のニュースがでていました。女性はレイプをされたあと殺害されたり、頭を布で覆われてガンで撃たれたりと凄惨な状況がニュースで流れていました。またしても40代のおっさんの私が涙をながしてニュースをみていました。この暴力による一方的で理不尽な殺戮をいまだに否定しているロシア政府はむしろ国家と呼ばれるに値しないとすら思っています。
ただ私が今日感じたのは、この自制が効かないロシア兵とそれを嘘と偽情報で隠すロシア政府をみて、戦争がNATOの加盟国へと拡大してもおかしくない状況に至ったということです。こんな統制のとれていない部隊やそれを指揮した将官をみて、NATOへと拡大しないと信じる方が頭がおかしいとすら思っています。
中国は西側の経済制裁を一方的に否定し、この戦争に関わらないあらゆる言い訳をしています。安全保障の常任理事国でありながら、この状況を座視しているのです。日本を含めて、特にEUは大きな経済的な犠牲を払ってロシアに制裁を課してきました。それだけEUと日本には重い決断だっということです。そんな中、中国はいまだに自国の利益のみを優先し、ロシアへの軍事や経済支援の可能性を否定せず、侵略に加担しようとすらしています。EUの安全保障の脅威を中国が助長しているのです。今後は中国から撤退するEUの企業が増えるのでしょう。中国はますます衰退の一途をたどることは間違いないのだと思います。後世の歴史は今回の中国の決断により経済衰退が顕著になったと判断するのでしょう。
ロシアは日本へも脅しととれる挑発行為をし始めています。つまり日本は簡単に力でねじ伏せることができるという幻想をロシアは抱いているのでしょう。ウクライナの次は日本であるという選択肢を日本は排除しない準備がこれから重要になると思います。
ロシアとウクライナの停戦協議を西側は期待していますが、まず折り合うのは無理でしょう。はっきり言って今回のロシアの侵略を止めるのは、ウクライナ人が武器を置くか、プーチンが権力の座から降りる以外に方法がないとみんなわかっていると思います。
ウクライナ人の怒りを考えれば、今後は、ロシアに占領されたドンバス地方やクリミヤの奪還をますます強めていくのでしょう。我々の知らないところで数千人規模の死者が毎日発生し、その死体を乗り越えて、ウクライナ兵はロシア兵を追い出すことに躍起になるのだと思います。そして今回のブチャの大量虐殺はウクライナ人の結束をより固くし、容赦なくロシア兵を殺すことにためらいがますますなくなったことでしょう。
そんな中、プーチン大統領に甲状腺がんの疑いがあるというニュースがでてきました。もしプーチンが自分の命の短さを図って今回の戦争を仕掛けていたら、世界の人々は、プーチン一人の命と思想にあまりにも大きな代償と犠牲を払ったことになります。
ロシアに今もいながら、この戦争の無意味さを今も説いているロシアのジャーナリストが怒りをこめて言っていました。"Putin is a sick man with sick mind"
https://youtu.be/RQuc77Q39ao