数字で見ると、知っているようで実は知らなかった日本の本当の姿が見えてきます。
例えば、日本の市民一人あたりの生活水準は、アジアの中で何番目だと思いますか?◯市民一人当たりの生活水準はアジアで5位
IMF(国際通貨基金)が発表している、より経済の実態に則した、購買力平価ベースのGDP(日本ではあまり馴染みがありませんが、世界では標準の指標)で比較すると、実は日本の経済規模は、アメリカ、中国、インドに次いで4番目です。
世界で4番目なら大したものだと思うかもしれませんが、これを「市民一人あたり」に換算するとどうでしょう?
市民一人あたりの購買力平価GDPとは、「市民一人ひとりの経済的豊かさ」を表します。
この値を見てみると、なんと日本は世界で29位まで後退してしまいます。アジアの中では5位と、シンガポール、香港、台湾よりも一人あたりの生活水準が低いのです。
日本が世界経済を牽引していた時代を知っている多くの人にとっては、受け入れがたいかもしれませんが、これが現実です。
http://www.sinkan.jp/news/index_6089.html