「親日国」という考え方
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無回答 2014/06/17 12:59:30
日本のテレビをカナダでもよく見ます。
ある国を紹介するとき(中東の国、インド、その他)「親日国」という言葉をよく使っています。
この「親日」という考え方はどこから来ているのでしょうか?
日本に特に顕著な考え方ではないかと思っています。
例えば、カナダのメディアである国を紹介するときに
「XXは親カナダ国です」「XXの人は親カナダ家がたくさん!」
などという紹介の仕方を未だかつて見たことがありません。
(もし見たことがあれば教えて欲しいです。)
私はこの「親日」という考え方に2つの理由で違和感があります。
・どういう基準で「親日」を決めるかが曖昧
日本文化が広く受け入れられていると「親日」と呼ばれるようですが、
台湾や韓国などの近隣国を除いて日本文化がメインストリームの文化に溶け込んでいる
国は殆どありません。それに例えばフランスの文化や中国の文化はとても影響力がありますが、
それらの影響下にある国は「親中」や「親仏」なのでしょうか?
・ある国を「親日」「反日」でフィルターでしか見られない
私の考えでは、なぜこんなに日本人に「親日」の考えが広まっているかというと、
日本人はある国を見るときに「自分たちに好意的かどうか」という視点でまず考えていると思います。
大多数の国は「親日」でも「反日」でもなく、中立な立場であるにも関わらず。
まず日本という国を日常的に話題に出すことも他国ではまれな事象でしょう。
「親日」などといった先入観である国を見ると、それが裏切られた時に失望があります。
日本人は「親日国」などという偏見のフィルターを外す必要があるのでは。
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