カナダが今年初め、同国への多額の投資と引き換えに永住権を与える投資移民制度を廃止
すると決めたことを受け、香港で投資移民を申請した人1335人がこのほど、カナダの
移民当局に対して廃止撤回、または賠償を求める訴訟をカナダの裁判所で起こした。香港
紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストなどの3日付の報道として、環球時報が4日伝
えた。
報道によると、1335人はほとんどが中国本土の富裕層。訴訟ではカナダ政府が投資移
民廃止の決定を撤回するか、撤回しないのであれば申請費用の返還とは別に、総額500
万カナダドル(約4億7000万円)を賠償するよう求めている。
カナダ当局は今年初め、投資移民制度を廃止することを決めたが、申請受け付けは数年前
から止まっており、すでに申請があった6万6000件が宙に浮いた状態となっていた。
このうち中国本土からの申請は5万7000件あったとされる。カナダ当局は制度廃止に
伴い、これら6万6000件について全て、移民を認めない方針を示した。
2014/06/04 16:56
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/economy/384678/
http://finance.huanqiu.com/view/2014-06/5011308.html