日本の英字紙「ザ・ディプロマット」はこのほど、日中の指導者が理性的な対応を見せたとしても、
尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐって軍事衝突が発生する可能性は高いと論じた。
また、12月8日版の「サンデー毎日」は日本人外交官の話として
「早ければ2014年1月にも軍事的衝突が起きる可能性がある」と論じた。
日本のメディアが相次いで「日中が軍事衝突が起きる可能性が高い」と報じていることについて、
中国国営テレビの「中国中央電視台」はこのほど、
「日本のメディアは開戦の時期やきっかけについて具体的に論じており、
日本の軍事関係者は緊張した雰囲気に包まれている」と報じた。
中国国営テレビの報道について、中国のネット上ではどのような反応が見られるのだろうか。
中国大手検索サイト百度の掲示板を覗いてみると、
日本メディアが日中開戦について時期まで具体的に報じているのは「日本が戦争を仕掛けるサイン」
と受け取ったネットユーザーが多かったようで、日本を罵(ののし)るコメントが多く寄せられていた。
また、「東京を占領して日本の女を奪ってしまえ」、
「戦争になった場合は日本人女性を略奪の対象にしろ」など、日本人女性についての意見も散見された。
中国では「日本人女性は優しくて淑やか」というイメージがあり、
日本人女性と交際したいと願う中国人男性は少なくない。
開戦をめぐる議論のなかでも日本人女性の話題が出るということは、よほど日本人女性は人気があるのだろう。
一方で、日中が開戦した場合の影響を案じる声も少なくなく、
「開戦しないことが最良だ。戦争は損失が大きすぎる。中国の発展には平和な外部環境が必要だ」
など、開戦を望まないとのコメントもあった。
尖閣諸島問題や靖国神社問題など、日中双方は激しく対立しており、
現段階においては日中関係を改善するための手立てもないのが実情だ。
日中の開戦についても東シナ海で緊張が高まっている以上、
突発的な衝突が発生する可能性は排除できない。(編集担当:畠山栄)
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