カナダに移住したばかりなのですが、こちらの年金制度について教えてください。
日本の年金と同じようなしくみなのでしょうか。
英語もまだやっと日常会話程度で、知り合いもいなく、聞く人もいません。
お願いします。

４０年間払い続けなければもらえません。 　

カナダの年金制度には２種類あります

ＯＡＳ　老齢保障制度
カナダ老齢社会保障（ＯＡＳ）の老齢保障年金をカナダ国内で受給する為には１８歳以降、最低１０年間カナダに居住することが必要です。またカナダ海外で受給する為には、１８歳以降、最低２０年間カナダに居住していた事が必要です。カナダの居住期間が短期間である方も、協定により日本の年金加入機関を通算することで、老齢保障年金の受給権を獲得する事が出来ます。


ＣＰＰ　カナダ年金制度
カナダ年金制度（ＣＰＰ）には退職年金を受給する為の最低加入期間の要件が設けられていない為、日本の年金加入期間を通算しなくても退職年金を受給することができます。なお、障害年金及び遺族年金等の受給については日本の加入機関が考慮されます。

来月より日本とカナダの間で社会保障協定というのが結ばれます。

協定により二重加入が防止されるカナダの年金制度は「カナダ年金制度（ＣＰＰ）」で、老齢保障制度（ＯＡＳ）及びケベック州で実施されているケベック年金制度（ＱＰＰ）は対象にならないとあります。

一度社会保険庁のＨＰを見られてみてください。

また、今月１１日に日本文化センターでこの社会協定の説明会が行われます。私もあまり詳しい事は知らないので参加希望をしています。

もし、トピ主さんがトロント在日領事館に在留届を提出されているのであれば説明会の案内パンフレットが届いているはずです。

領事館に連絡されてみてはいかがでしょうか？ 　

トゥモミさん、どうもご親切に説明してくださってありがとうざいました。

日本にいた時は、会社の給料から毎月差し引かれ、年金を支払っていました。
日本では20歳になると年金手帳がもらえ、もし仕事をしていなくても毎月年金（掛け金？）を支払うことができますよね。
こちらでは、当分無職の予定なのですが、日本のように年金手帳がありますか？また、毎月支払っていくこともできますか？

　

トピ主さんへ

もう一つＲＲＳＰという年金！？よくわからないのですがそういうのもあるようです。
これは、誰でも購入する事ができるそうで銀行でアカウントを作って毎月購入できるそうです。

ＲＲＳＰはタックスリターン対象で、借り入れも可能で無金利だそうです・・・・・

こういう事務的なことになると日本語がうまく喋れない旦那情報です。
あいにく今彼は外出していて日本のような年金手帳があるのかわかりませんが、この件に関しては銀行で答えてくれるそうですよ。

ただ、年金手帳のようなものがここではＳＩＮナンバーって聞いたことがあります。間違っているかもしれませんが・・・
仕事をするには必ずこのＳＩＮナンバーが必要で、タックスリターンなど個人識別のための番号なんです。あっ、もしかしたらタックスリターンのことでＳＩＮナンバーだったかもしれません。

詳しく分かったらまたカキコしますね。 　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　

up
　

no more information? 　

カナダのメインの年金制度はＣＰＰ（ケベックはＱＰＰ）です。これは働いていることが前提ですので、日本の厚生年金のようなものだと思います。雇用主と雇用者が賃金の額に応じた割合の掛け金を払いますが、Pensionable earningsといって対象額（つまり掛け金の額）に上限があります。雇用者の分は給料から引かれ、税額控除の対象になります。自営業の場合は雇用主と雇用者の分を両方払いますが、両方とも税額控除になります。

年金の受取額は払い込んだ金額と払い込み年数によって決まりますが、働いていなければその年の払い込みはゼロになります。払い込みのない年も年数に加算されるので、最終的な受給額に影響します。ただし、育児のために一時的に専業主婦をした年数については計算から除外されるようになりました。受給は原則65歳からですが、60歳から受け取ることも可能です。ただし、かなり減額されます。就職してＣＰＰの掛け金を払い込むようになると、何年かおきに政府から明細書が届きます。それを見ると、65歳まで掛け金の現状を維持したらという前提での支給推定額がわかります。

ＯＡＳは掛け金は不要で、市民、永住者なら誰でも65歳からもらえますが、スズメの涙です。居住年数などの条件についてはわかりません。

ＣＰＰ、ＯＡＳとも、65歳の誕生日の6ヶ月前までに受給申請する必要がありますが、政府から通知と一緒に申請用紙が送られてきます。

ＲＲＳＰは個人で自分の年金資金を積み立てる制度です。一定の限度額（今は14,000ドルくらいでしょうか）か前年度の勤労所得の18%のどちらか少ない額を積み立て、税申告のときに所得から控除できます。勤労所得が対象ですから、無職であれば利用できませんが、働いている配偶者の限度枠から積み立ててもらうことができます。この場合、税控除できるのは払い込みをした配偶者の方です。春の税申告で控除できるためには2月末日までに払い込んでレシートをもらう必要があります。

RRSP口座は金融機関や証券会社で作れます。積立額の合計がその年の限度枠内であれば複数の口座に入れてもかまいませんし、定期やミューチュアルファンドに入れたり、self-directedといって自分で投資運用することもできますが、普通の預貯金のような自由が利きません。引き出しは、確か70歳までに別の年金口座に転換して年金として受け取る形式になります。それ以外の方法でお金を引き出すとその年の所得として課税されてしまいます。これは払い込んだときに税控除したために税金を払っていない所得だからです。もちろん年金として引き出しても課税されますが、老後はおそらく働いていた頃より所得も少なく、税率も低くなるだろうから、長い目で見ると節税になるという理屈です。

上記の年金はどれもＳＩＮ（社会保険番号）でコントロールされています。失業保険や税申告も同じなので、SINがないと就職できないのはそのためです。

いくらかでもお役に立てばさいわいです。

　

Res8の　むかいとうさん
よくわかりました。
ありがとうございました。