すごーーく長くなる予感がしたので迷っていたのですが、書き込ませてもらいます。
私も日本からカナダまで猫を連れてきました。
日本からの出国についての一般的な知識は、農林水産省のページが参考になると思います。
http://www.maff-aqs.go.jp/tetuzuki/index_6.htm#inu_hoka
出国の際に必要な書類も、ここからDLできます。
日本からカナダへの入国に必要なものは、6ヶ月以上日本に滞在していた記録(かかりつけの獣医さんから発行してもらう形になります)か、その証明が難しいなら狂犬病のワクチンの注射とその証明、プラス個体情報(種別、性別、年齢、カラー、狂犬病に罹患していないことの証明など)を獣医さんに書いてもらう、これだけです。獣医師から発行してもらう個体証明や狂犬病の接種証明は日本語で大丈夫です。空港の検疫所にて、係員の方が英語のものに直してくれたものをくれます。
私は、運よくエアカナダが動物の預け入れの拒否をする前だったので、日本で空港まで猫と一緒に行き、そのままカナダまで着ました。
貨物室に預けられていたのですが、かなりグロッキーになってしまいましたが。
私はトロントに住んでいるのですが、空港に着いたら猫をpickupして、通常の出口ではないところから別室を通り出るように言われました(名前は忘れました。検疫所?税関?)そこで簡単な質問を受け、$30かな?を払い、猫と一緒に出てきました。時間にして10分ほどでした。
皆さんがおっしゃっている、マイクロチップの装着などは、カナダから日本に入国するときに必要になります。カナダから日本への入国は、かなり厳しく、準備期間に6ヶ月以上かかるのが通常です。マイクロチップの装着、狂犬病ワクチンを2回接種し、その抗体価を検査機関に送って調べてもらう、などの手続きが必要になるので。なお、この際の狂犬病のワクチンは、不活化ワクチンINACTIVATED VACCINEでなければだめという細かい規定もあります。生ワクチンや特定の会社のワクチンでは、日本での狂犬病ワクチンの基準をクリアできず、係留されます。カナダの獣医師は、生ワクチンLIVE、遺伝子組み換え生ワクチン-MODIFIED、LIVE CANARY BOX VECTOR、MERIAL社のPUREVAXを使っていることが多いので、必ず確認して不活化ワクチンを打ってください、と検疫所の方にアドバイスをもらいました。
日本からカナダに来る場合は、マイクロチップの装着は必要ありません。
実際、私は、日本に猫を連れて変える予定がなかったので、マイクロチップは装着せずに渡航しました。それで問題はなかったです。
ただ、検疫については、法令が変わることもあるかと思うので、常に自分で最新の情報をチェックする必要があると思います。
http://www.inspection.gc.ca/english/anima/heasan/import/cat_chat_1e.shtml
日本からカナダ入国のための条件が載っています。
(なお、日本はrabies-free countryにカテゴライズされています。
そしてカナダは、non rabies-free countryです)
要約すると、日本からカナダへ連れて行くのはとても簡単です。
ただ、カナダから日本につれて帰るのはとても大変なので、もしその予定があるなら、早めに準備に取り掛かられたほうがいいと思います。
長くなりましたが、参考になれば幸いです。