移民権は消失するけど、市民権(シティズンシップ)はなくならないのでは?
移民のガイドには明らかにこう書いてあるんですよね。
Rights and obligations as a permanent resident of Canada
If you or your family members commit serious crimes, you or your family members risk being deported from Canada.
シティズンシップについては、明らかに書いてあるものがなかったのでご存知の方フォローしてくださると助かります。
(予想では、二重国籍でなくてカナダの国籍しか持ってない場合、市民権剥奪はありえないと思うのですが・・・。だってそうすると国籍なしの人になっちゃいますから)
彼があなたをスポンサーできるかどうかは、
カナダ移民局のサイト
http://www.cic.gc.ca/english/immigrate/sponsor/spouse-apply-who.asp
で、
You(彼) may not be eligible to be a sponsor if you:
・were convicted of a violent criminal offence, any offence against a relative or any sexual offence—depending on circumstances such as the nature of the offence, how long ago it occurred, and whether a pardon was issued;
・are in prison; or
と書いてあります。
麻薬系の犯罪であればそれに当てはまらないと思いますが、
彼がまだ刑務所にいるんであれば、それが終わらないと無理だと思います。
移民局のページや、申請ガイドなんかは非常に役に立つし、一番「正式な」情報なので、読んでみてください。
あとは、あなたが、スポンサーされる側として認められるか、
これはカナダ移民局の判断。
>前科は消失しません。一生、あなたに付きまとうものです。
犯罪を犯したという事実は消えませんが、
カナダではパードン(恩赦)という制度を使えば、記録から抹消することができます。
もちろん100%受け付けてもらえるとは限りませんが。
http://www.npb-cnlc.gc.ca/pardons/pardon_e.htm
ここに情報があります。
ちなみにアメリカとカナダは犯罪データベースを共有しているそうです。
パードンが成立すると、カナダのデータベースから情報を抹消してもらえますが、
その前にアメリカに行くと、
アメリカはカナダのデータベースを参照し、アメリカ独自のデータベースに書き込んで、そのデータは、永遠にそのままだそうです。
なので、カナダでパードンを受けようが、アメリカに取り込んだほうの前科は消えないらしいので、お気をつけください。
(つまりパードン受けるまでアメリカには入国しないほうがいい)
あと、日本では、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%8D%E7%A7%91
前科の抹消
刑法34条の2は、刑の消滅について定める。この規定は、刑の言渡しによって失った資格および権利(後述、前科と制限を参照)を回復させる「復権」であると解されている。刑の消滅により、市区町村の犯罪人名簿から記載が削除される(前科の抹消)[3]。具体的には、以下の場合に刑が消滅する。
・禁錮以上の刑の執行を終わり、またはその執行を免除された者が、罰金以上の刑に処せられないで10年を経過したとき。
だから10年待てば、記録には残ってないと思います。
>大使館以外に相談するところ
弁護士です。
日本にカナダの移民について詳しい弁護士がいるかどうかはわかりませんが、
カナダにはたくさんいます。
メールや電話で相談に乗ってくれるところもありますから、一度試して見られたらどうですか?(ただ、悪質なところもあるらしいので気をつけてください)
私は個人的には犯罪者と犯罪者でない人の境界はあいまいだと感じます。
自分が同じ立場になったときに、その誘惑を振り切れるか、それはなってみるまでわからないんでしょうか?
人生本当にどん底で、もう気が狂いそう、目の前に、麻薬がある。
これつかったら楽になれそうだ。そのときに使わずにいられるか?
例えば自分の夫の多額の借金を返さなくてはならない、目の前に儲けられることがあるとき、その誘惑を絶てるか?
特に麻薬系の犯罪の場合、人を殺すわけでなく、
実際やっていることは、売買の場合、仕入れて売る、という問屋さんのような行為であって、ただ扱っているものが違法な物質であるだけです。
なので、やっている途中は犯罪の感覚が薄いんだと思います。
例えば日本で安いタバコを買ってきて、カナダで売る。もちろん税関で申告せずに。
これだって立派な犯罪で、やっていることは同じだと思います。
私はその後に来るツケの重大さを知っているから、やりません。
でもそのツケを想像できない人が多いからこんなことになるんですけどね。
まあ、過去の犯罪は取り消せませんが、
犯罪者だからといって、今後何をする資格もないとは思いません。
時間とお金をかけて調べて、自分たちにできること、をやってください。
いろいろ調べた結果、やはり二人でいることができないのであれば、
それは自分のやったことの「ツケ」なので、
しょうがないことです。