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バンクーバー 2007/06/11 22:03:34
パスポートを申請すると日本にバレるかについては、可能性はあるでしょうね。この世の中、すべてがデータベース化されてますので、ガバメント同士が提携すれば、一発です。もしかしたら今もわかっているのかもしれませんが、一部の人だけ摘発するのはフェアじゃないので黙っているだけかもしれません。これから将来的にどうなるのかは誰にもわかりません。
それがバレないと仮定した上の話で、一番困るのが、日本の領事館での手続きが一切できなくなることでしょうね。なぜなら、領事館で手続きをする時は、その国での滞在ステータスを示す書類を提示しなければならないからです(ビザやPRカードなど)。
カナダ国籍になると、PRカードは所持できませんので、領事館で滞在を示す書類は、シチズンシップカードということになり、つまり「日本国籍を自らの意思で放棄しました」と宣言しているのと同じことになるので、日本国籍を放棄するための書類を書くように言われます。
日本領事館で手続きができなくて困るのは、パスポートの更新が一番ですね。パスポートが切れるタイミングで、必ず日本に戻って国内から申請する必要がでてきます。
相続権については、国籍は関係なく相続はできたはずです。
ですから、カナダ人として相続するのであれば、それなりの手続きを踏めばよいですが、日本側に、カナダ国籍であることを隠して、日本人として相続するのであれば、海外在住の場合は、領事館にて在留証明のようなものが必要になります。
この場合も、領事館に行けない人の場合、日本に戻って、住民票を市町村に戻してからでないと、相続できなくなると思います(印鑑証明などが必要なため)。
将来、パスポートから二重国籍がわかるようなシステムになれば(今も実際にチェックしていないだけで可能なのだとは思いますが)、たとえば、これまで日本で年金を払っていた場合で、受給資格を満たさずにカナダ人にあってしまった場合は、払い込んだ年金がムダになる可能性もあります(受給資格を満たすまで加入していれば、その後は国籍なく受給できます)。
要は、現在は二重国籍をチェックしていなくても、コンピュータ化などが進めば、チェックも簡単になり、この先チェックするようになる可能性もあると思うので、今大丈夫だからという理由で二重国籍状態にしてしまうのは、この先バレたら日本国籍放棄になってもいいや。という位の気持ちでやった方がいいと思います。
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