地動説経済社会とは その1
by
大国主 みこと
from
日本 2014/04/21 19:10:16
地動説経済社会とは その1 2014.04.22 大国主 みこと
21世紀初頭の私達はお金がなくては生きられない。生きるためにお金を必要とする。地球生命は太陽、空気、水とこれ等が紡ぐ食料なしでは生きられない。すなわち地球環境が必要である。当然人類もこの例外ではなく、水と食料なしでは生きられない。
ところが人間だけは地表で生きる限り、今のところ太陽と空気を得るにはお金を必要としないが、水と食料を得るにはお金を必要とする。
ただ雨雪や清浄な山河の水を利用し、自給自足及び物々交換して生きる人達には、水と食料を得るためにお金を必要としないが、現代社会に生きる大多数の人達は、水と食料の他に衣類、住居など諸々が必要である。これらを総称して欲望物と名付ける。
さて人間社会の経済活動では次の様な事柄を私達は受入れている。
1.お金とは、いつでも欲望物と交換でき入手できる、と人々が信じている名称である。
2.お金の具体物が通貨であって、地域毎に異なり大抵はお札と呼ぶ紙切れである。他に金属で加工したコインと呼ばれる通貨もある。通貨はお金の役割を果すが、欲望物と交換できない時は単なる紙切れになる。従って通貨=お金とならないこともある。
3.21世紀初頭の通貨、お札は地域の統治機構に所属する中央銀行が印刷する。
人間社会は多くの文明が勃興し消滅したが、そのいかなる文明にも数多くの貧困に喘ぐ人々がいた。この今も貧困に喘ぐ人々がいる。もはや貧困は人間社会に蔓延る病であり、依然蔓延り続けているが、誰も貧困が病だと認識していない。
私達はお金となる通貨を獲得すれば、水や食料が得られない重篤な貧困の病を脱出できるし、また生きるに最低限の衣住を獲得でき貧困の病は治癒する。
少なくとも20世紀以降の通貨は上記3.の中央銀行が印刷している。ならば貧困の病に苦しむ患者に服用させると、たちどころに治癒する特効薬になる。
然るにである。中央銀行に印刷させるだけのイト簡単に入手できる特効薬だが、どの地域の統治機構もお札の入手を借金と考え、貧困の病に苦しむ患者に特効薬を服用させない。
しかもである。コインは借金でなく入手できるが、お札の入手は借金と考える。これに合理的な理由は全くない。皆さんは合理的な理由を考えることができますか?
多分物知りの方は、上記2.通貨が紙切れになると考えるでしょう。この考えはあの頑迷固陋な天動説信奉に例えられる。天動説信者が解体新書以前の医学と云い得る、未発達な経済学を盾に社会を支配しているのである。
日本建国党は通貨を紙切れにすることなく、且つお札の印刷を借金と考えずに入手する地動説経済を実践し、貧困の病を根治する現代医学を所有している。
要するに皆さんが天動説から地動説に考えを変えるだけで貧困の病を根治できる。すなわち天動説とは対極の地動説経済社会を築くことができる。
だが私達は結婚してから子供を産む考えから、子供を産んでから結婚する考えを受入れるだけでも数十年を要した。
日本建国党の目標は段階的にしか実践できないし、現在の天動説経済社会から地動説経済社会に変えるには、大変革を受入れなければならい。昔、外科手術を極度に恐れた医療から普通に外科手術を受入れる覚悟がいる。
これは別に脅しではない。皆さんは外科手術を躊躇なく受入れている。皆さんが21世紀半ば以降に生きている心の持ち方、すなわち数十年の未来からやって来た時間旅行者の感覚を持つと、何とマァ21世紀初頭は、正に解体新書以前の医学に相当する未開文明の政治経済社会だったと、実感する程度の事柄を日本建国党は実行するだけである。
以上、その1はここまでにします。
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