防衛省のシンクタンク・防衛研究所は、沖縄県の尖閣諸島を巡る問題に関連して、今後、海上での権益を守るためだとして、尖閣諸島周辺で中国海軍が活動を始める可能性があるという見方を示した報告書をとりまとめました。
これは、中国が急速に軍事力を増強させていることを受けて防衛研究所がとりまとめたもので、海洋進出を巡る軍の動きに焦点を当てています。
報告書は、「中国では、海洋での周辺国との対立を主権や権益の侵害と捉える傾向が強まっていて、協調的な外交方針を具体化することは難しくなりつつある。周辺国が、権益保護のために係争地域に軍を出せば、中国側も軍を動かす可能性が高い」としています。
そのうえで、「海上での権益を守るため、海軍と国家海洋局など各行政機関の連携は、南シナ海だけでなく、東シナ海でも今後強化される可能性が高い」として、今後、尖閣諸島周辺では、漁業監視船などだけではなく、中国海軍が活動を始める可能性があるという見方を示しています。
一方、報告書は、「共産党が海洋への関心を明らかにして以降、軍は、海洋関連の法律の制定に積極的だ」として、軍に海洋進出の主導権を握ろうとする動きがあると指摘しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121219/t10014282591000.html
中国軍が海洋進出に動けば、規模の大きさで、日本は自衛隊での対応に迫られます。
より注視して平和を守る為の意識を高めて行きましょう。