may,mightの中真の意味は「〜する力がある」です。mightはmayの形の上での過去形であり、過去の意味で使うことは普通ありません。
英語の過去形には、大きく分類して、2つの意味合いがあります。
①過去のことを表す。
②現在から離れて時間的距離をとることにより、
ア.控えめ・丁寧さを表す。或いは、
イ.現在の事実から離れて空想の世界に入る気持ちを表す。
日本語では、物理的な距離で丁寧さや控えめさを表します(殿様に家来が謁見する際の様子などを考えていただければよくわかります)が、英語では時間的な距離をとることで、丁寧さや控えめさを表します。Can you 〜? Will you 〜?と言うのを丁寧に言いたい場合は、Could you 〜? Would you〜?と言います。 但し、could, wouldは、過去の意味でも使われます。しかし、mightには上の①の意味では使わず、②の意味合いで使われます。こういうのを世間では仮定法と呼んでいます。
最近では、例えば、Do you want a bottle of water? と言う意味を丁寧にする気持ちからか、Did you want a bottle of water?と言っている人が多くなっています。
また、I wish I could fly.は「(実際には飛べないけれど)飛ぶことができたらいいのにな」と現在の事実から離れて空想の世界に入っているので過去形を使うのです。
要するに御質問の答えですが、It may be true.は「それは本当かもしれない」とストレートな表現ですが、It might be true.は「それはひょっとしたら本当かもしれません」と控えめな表現です。
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無回答
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バンクーバー 2007/01/02 10:24:21
Rodさん、もし出来る事なら英語を教えていただけませんか?
すみません.トビがずれていて・・・
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Rod
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無回答 2007/01/03 06:18:53
疑問な点があれば、いつでもどうぞ。お答えできる範囲でお答えします。
Res.5
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無回答
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無回答 2007/01/03 08:09:07
Rodさん
>mightはmayの形の上での過去形であり、過去の意味で使うことは普通ありません。
そうですか?よく、He might have gone to the store. なんていいますよね?その場合過去形(過去完了形?)の意味ですよね。
Res.6
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Rod
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無回答 2007/01/03 09:27:00
多くの英語学習者に知られていないことですが、動詞の過去分詞形というのは、「誰かがやった行為」を表します。主語+have+過去分詞形で、現在完了形と呼ばれていますが、これは「主語がやった行為を主語が持っている」事を表します。例えば、I have lost my watch.という文では、「私は(私が)時計を失くしたという行為を持っている」の意味で、時計を失くして、今も出てきていないことを暗示しています。もし、I lost my watch.と単なる過去形なら、「私は時計を失くした」と言っているだけで、その後時計が出てきたのかどうかは汲み取れません。
また、受身と呼ばれている、主語+be+過去分詞の場合は、「主語は(何らかの行為を他の人がやった)状態にある」を表します。例えば、I was scolded.(私は叱られた)なら、「私は誰かが叱ったという状態にあった」の意味です。
本題に入りますが、mayの中真は、「〜するだけの力がある」、故に①〜かもしれない、②「〜してもよい」の意味で、mightは、mayの形の上での過去形で、意味的には過去ではなく、あくまで、控えめ・丁寧さを表すか、或いは現在の事実から離れて空想の世界に入る時に使う表現です。
主語+may+have+過去分詞は、「主語は〜したことを持っているかもしれない」つまり、「主語は〜だったかもしれない」と過去から現在に及ぶ出来事に対して現在判断を下している表現です。同様に、主語+might+have+過去分詞も、過去から現在に及ぶことに対して現在判断を下していることには変わりないのですが、ただ控えめに、「主語はひょっとしたら〜したことを持っているかもしれません」つまり、主語は「ひょっとしたら〜したもかもしれません」の意味です。
最後に整理しますと、以下のような感じです。
It may be true. それは本当かもしれない。
It might be true.それはひょっとしたら本当かもしれないですね。
It may have been true. それは本当だったかもしれない。
It might have been true.それはひょっとしたら本当だったかもしれないですね。
He might have gone to the store.は、「彼はひょっとしたらその店に行ったのかもしれませんね」といった感じです。
mightが過去の意味合いで使われているのを今までに2度だけ見たことはありますが、恐らくこれらの用法は、間違いであると私は判断しています。