ざっくりいうとPOAは自分が生きてるときに財産管理や医療ケアを自分に代わって判断してくれる人を決めるもので、Willは自分が死んだ後の財産管理をどうしてほしいか書くものです。
POAは2種類あって、POA for Property(財産用)と POA for Perspnal Care(医療ケア用)があります。州か政府のサイトで用紙をダウンロードしてウィットネス(2人だったかな?州によって違うかもしれませんが)のサインと自分とAttorneyになってほしい人のサインをしてもらえば自分で無料で作れますよ。Attorneyは家族だけでなく、親戚でも友達でも誰でもなれますが、未成年者やウィットネスの家族はダメだったと思います。
私の友人は同居していた義父が事故が原因で認知症みたいになりケアホームに入居したのですが、POAを作成していなかったので、財産の管理だけでなく、携帯、銀行口座、クレカ、リースの車の解約さえも簡単にできなくて困っていました。家も義父の名義なので、今後、家を売るときとか、大変だと思います。しかも認知症になってからだとWillを作成するのも無理ですからね。日本だと家族だったらID見せれば、銀行口座の解約とかでも手続きしてもらえることが多いかもしれませんが、カナダは厳しいです。自分がいつ病気になったり、入院するかもしれないので、その時に銀行口座など管理してもらえる人を決めておいた方がいいと思います。引き出すことすらできませんからね。