日本に帰ると住民票を出したり引っ越しをすればまた住民票を出したりいろんな手続きに毎日追われ、めんどくさい日々だと思います。

そこに比べるとカナダだと市役所に行く 手間はないし、 引越しの手続きもほとんどないし、 いろんな面でとても楽と思うんですが。

この差はいったいなんでなんだろうと思うのですがどうでしょう?

諸悪の根源は日本の左翼がプライバシーなどを理由に国民総背番号制（SIN・マイナンバーなど）にずっと反対してたからでしょう。
マイナンバー制度が始まったことで、デジタルファースト法が2019年に可決されました。これからは手続きのオンライン化とワンストップかが進むはずです。

今検証されているのが、将来的に引っ越しで住所が変更になった際に、マイナンバーを通して一度申請したら住民票、保険証や免許証が自動的に更新されるシステムと、死亡や相続手続きを一元化する仕組みが考えられています。

https://cio.go.jp/onestop-hikkoshi
https://cio.go.jp/onestop-sibousouzoku

また、日本では市役所レベルで健康保険や保育園などの申請をしますが、カナダでは基本的に市役所に用はなく、州レベルでの申請になります。
BC州でも、MSP、Pharmacare、ICBC、免許証、Child Care Benefitの申請は別々の手続きですし、州をまたいだ引っ越しをするとまた一からやり直しになります。
結局は、どこの国もお役所仕事は非能率で書類だらけです。

>そこに比べるとカナダだと市役所に行く 手間はないし、 引越しの手続きもほとんどないし、 いろんな面でとても楽と思うんですが。

>この差はいったいなんでなんだろうと思うのですがどうでしょう?

この差は、住民票という制度があるかないかです。

日本人は北米人に比べて引っ越しの頻度が少ないのもあるかもしれませんが、住民票という制度があるおかげで、政府からの様々な連絡事項がきちんと行き渡るなどのメリットがあります。

カナダは住民票が無いので、選挙も自分から選挙人登録をしなければなりません（日本だと選挙の連絡は自動的に送られてきますよね）。さらに子どもも学齢になってもカナダは親が自分から登録しにいかなければなりません（日本だと子どもの学齢から自動的に連絡がきますよね）。

お役所手続きといっても一回きりですよね。日本人は引っ越しを頻繁にする人はそんなに多くないので、引っ越しの時のお役所の手続きがそれほど苦になる人は、それほどいないと思います。

ただ、もうちょっとデジタル化を進めるべきかと思いますが、昔から市町村単位（全国で1700市町村以上あるらしいです）で作り上げられてきた制度をまとめるのは、なかなか一筋縄でいかないのでしょうね。

日本は責任の所在をはっきりさせないとダメだから