ファミリードクターってどうして必要なんでしょうか？

なにか具合が悪い時は近くのウォークインにいけばいいし、日本でも風邪など引いたら毎回違う病院にいってました。

同じ医師に見続けてもらってると、もしかしたら知識が偏ってセカンドオピニオンの機会を逃すかもしれませんし、ファミリードクターをつけるメリットってなんですか？

トピ主さんはお若い方なんでしょうね。

私も若い時はそう思っていました。ウォークインで十分じゃない？って。

でもね、年をとって持病とか出てくると、そういう訳にもいかないんですよ。
日本でも高齢者は「かかりつけ医」を持つことを推奨されていますよね。
日本でも同じで、病歴や履歴をしっかり管理してくれているお医者さんが必要になってくるのです。

何かのタイミングで健康に問題を抱えてしまうと、数週間に一回、必ず薬を貰いにいかなければならない生活になります。若い時はあまりそんなことは考えないかもしれませんが、そうやって生活している高齢者はものすごく多いです。

また年をとると、持病を持っている人の割合も増え、ちょっとしたことで体調を崩します。

血圧が高い、血糖値が高い、心臓疾患がある、アレルギーがある。
こういう症状になった時は、持病から来ているのか、あるいは風邪なのか。

またファミリードクターは家族（要は遺伝による体質など）についても把握するので、家族に心臓疾患の人がいたら、その可能性を常に頭に入れてくれているというようなこともあります。

ウォークインというのは、要は、一回きりで終わるような場合には全く問題ありませんが、持病があるような場合でも、何らかの問題が具現化しない限り診てくれません。

もっと言うならば、たとえ何らかの問題が具現化して、それが複数あったとしても、受付に「1回の訪問につき1症状のみ」と書かれていて、2つ以上の症状があったら出直してくるように言われます。

ファミリードクターであれば、何か問題があった場合、以前の病歴から続けて診断を下しますが、ウォークインはいわば、毎回、最初からやりなおしになります。

たぶん若い人、50歳以下くらいの人であれば、トピ主さんのように考えるかもしれませんが、それより上になって、いったん持病を持ってしまうと、その持病の履歴を把握してくれているドクターの存在の必要性を肌で感じるようになると思います。

完全なる私見ですが、ウォークインで当たるドクターは、ものすごく当たり外れがあります。
いろいろ説明したくても、頭から決めつけてろくに話を聞いてくれないようなドクターも多いです。

なるほど。まだ持病などなく、高齢ではありません。

風邪や腹痛など突発的に具合がわるくなったり、なにか気になる症状があるときはウォークインに行っていました。でも、ファミリードクターを探してるという話を良くきくので、ファミリードクターがそんなに重要なものなのかと、心配になりました。

ファミリードクターをつけていないと、専門医にかかれないとか、できない検査があるとか、保険がきく範囲が違うなどのデメリットはないですよね？

持病がなく、まだ高齢でもなかったら、焦って探す必要ないでしょうか。
日本ではあえて、違うお医者さんにかかったりして、違う意見を聞いたり、検査をしてもらっていました。

私はスポーツをするので、スポーツ系に特化したドクターが主治医でした。でも、女性特有の症状にも真摯に対応してくれたのでお気に入りのお医者さんでした。
引っ越したので、今は主治医いませんし、あまり必要性を感じてませんが、話がわかるお医者さんは好きです。

カナダは医者不足でしょうし、不満と言う訳ではないのですが、英語を主に話してこなかっただろうお医者さんには、思いが伝わりづらい気がします。それが(ときどき)ウォークインの残念なところです。

セカンドオピニオンについては、自分が望めばいくつでもオピニオン取れると思うので、セットバックにはならないと思います。

女性であれば妊娠出産のタイミングで見つけることも多いのでは。

>ウォークインで当たるドクターは、ものすごく当たり外れがあります。

ファミリードクターでも当たり外れがあります。
でもいいファミリードクターに当たれば、病気になっても心強いです。

ファミリードクターは選べる、でもウォークインドクターは選べない。

ウォークインだと検査が必要な時、スペシャリストに見てもらわなければいけない場合
待ち時間がすごくかかることがある。若い時の単発の受診でなんとかなる症状の時は全然問題ないと思うけど、やっぱり中高年以上になってくると必要性を感じる。
スペシャリストの順番待ちも、緊急性だけじゃなくそのドクターのコネなんかもすごく影響するし親身になってくれる度合いも違うと思う。

セカンドオピニオンも結局スペシャリストに行くようになったらあまり選ぶ余地ない。
違う医者を紹介してもらうのにまた何ヶ月も待ったら、治療が始まらないし。

予約とっていけるからウォークインみたいに待たなくていい。急ぎでも同じファミリードクターがいるクリニック内のドクターに見てもらえる

そうそう、 予約取れないと同じクリニックにいる他のドクターにも見てもらえる。あと、ウォークインのドクターで、ERのドクターをしてる人がいて、強い薬を処方されてファミリードクターが 安全な薬に戻してくれた。ファミリードクターは 過去の記録を保存しててくれるから何かあったときに リビューして血液検査などのリクエストしてくれる。
ウォークイン のドクターは その場限りだからその程度の処置のみに感じる。

教えていただいてありがとうございます。
専門医に早くいけるなどのメリットがあるんですね。

ちなみに、カナダは何の薬が処方されたや、どの病院にいつ行ったなどの情報は州の保険番号で管理されていて、どの医者も見れるようにはなっていないんでしょうか？

日本はそういうシステムがないんで、薬が貰い放題って問題があるようですが。

> ファミリードクターは選べる、でもウォークインドクターは選べない。

バンクーバーはいいですね。
私の住んでいるところはファミリードクターの空きがなく
選べるなんて夢のまた夢です。

以前かかっていたファミリードクターは親身になってくれるし
話もちゃんと聞いてくれたけど
その方がリタイヤして、次が見つからず
やっと受け付けてもらえた今のドクターはそこしか無かったからで
選んだわけではありません。話もゆっくり聞いてもらえないし
既往症を鑑みて、というのもなく、部屋に入った途端に急かされてる感じで
外れのウオークインと同じです。
一つの症状だけ聞いて取り敢えず薬を出して試してみろ、というやり方です。
前のドクターは何の薬に副作用が出たか、ちゃんと覚えていてくれて(或いは診察前に確認していたのでしょう)それを考えて薬を出してくれましたが
今のドクターは確認もしないし、毎回自分からこれこれに副作用が出ましたが「これを飲んで大丈夫ですか」と聞かないといけません。それでも処方された薬で2度副作用が出たので、もう処方されても自己判断で飲まなくなりました。(もちろん短期服用のシリアスでない症状です)

今はファミリードクターにはほとんど行くこともなく(予約しても2〜3週間待ちは普通)
何かあったらウオークインに行っています。長く待ってもそに日に見てもらえるし、クリニックに行くのも数ヶ月に一度ぐらいなので、今はいいですが、将来はもっと相性の良いファミリードクターに出会えたらいいのになあと思います。

スペシャリストへの予約にしてもファミリードクターの方が早いとか、全くないです。

> ちなみに、カナダは何の薬が処方されたや、どの病院にいつ行ったなどの情報は州の保険番号で管理されていて、どの医者も見れるようにはなっていないんでしょうか？

なってないです。
行くところ行くとこで既往症や服用している薬の種類とか書かされます。

ファーマネットがあるので、いつ何の薬を飲んだか、は分かりますよね。医者は余り見てなくて、主に薬剤師さんが薬の飲み合わせなど確認するためのものと認識してます。麻薬系の薬など、重複して出さないようになってるはずです。専門医で、ファーマネットへのアクセスを許可する書類にサインさせられる事がありました。

> ちなみに、カナダは何の薬が処方されたや、どの病院にいつ行ったなどの情報は州の保険番号で管理されていて、どの医者も見れるようにはなっていないんでしょうか？

BC州ではMSPナンバーで管理されているので、分かると思います。
ウォークインのドクターは見れないみたいですが、専門医や病院では見れますよね。
なのでファミリードクターを替えるときは自分のファイルを前のドクターから
新しいドクターに移すようにサインしますよねぇ。

今はファミリードクターやウォークインドクターは電子カルテですよね。
10年くらい前は手書きが普通だったのですが…

健康な時は必要ないように感じると思うけど、どこか調子が悪い、精神的に参ってるなどが出てきたときにファミリードクターがいて良かったって実感するのではないでしょうかね。
短期滞在ならいいけど、カナダで生活して年老いて行くなら健康な時に良いドクターを押さえておく、って感じじゃないですか。