日本人の2人に1人が、がんにかかると言われる時代。
<人が死を怖れる理由>
1つ目は、死に至るまでのことへの恐怖です。例えば、がんが進行すると、とんでもない痛みに襲われるのではないか、苦しむのではないか……というような恐怖です。
現在は緩和治療が発展し、痛みに対するケアが進んでおりますので、いざというときのための緩和治療の情報を得ておくと、気持ちのうえでも備えができます。
2つ目は、横で眠っている妻や、子どもたちとの別れ、やり残したこと、そんなことを考えることから生じる恐怖。怖いという感情よりは、切ないという感じではないでしょうか?
その悲しみはご家族を思う気持ちの裏返しですから、無理に消そうとする必要はないかもしれません。そして、貴重な今をどうするか、家族と一緒の時間をどう過ごすかを考えたらよいのではないでしょうか。
<死んだらどうなるのか?>
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/72934?page=2