最近、世界的に株価が上昇しているが、その上昇は新型肺炎対策としていたるところに資金がバラまかれた影響によるものであると思われる。

世界中のバラマキは続くが、バラマキの原資が枯渇したり、実態経済の疲弊ぶりが明らかになったり、さらには新型肺炎の第2波がやってきたりすれば、過剰流動性バブルは簡単に崩壊する。

通貨そのものの危機がいつやってくるのかは全く見当がつかない。明日かもしれないし50年後かもしれない。

日本円、持ってるんだけどどうしようか。

カナダドルのほうがヤバくない?

「清潔で美しい」かつ「民度が高い」日本に第2波がやってくる可能性は高くはないし、もしやってきても今回のように解決できるだろうが、海外の国々はそうとは限らないからカナダも十分な警戒が必要か。。。

日本はとっくに北海道で第二波来てたわけだが

あらま。「民度が高い」発言の政治家さんはそれもご存知でなかったのかしら？

5月18日、2020年3月期のソフトバンクグループの決算、大赤字転落でしたね。「ソフトバンク・ショック」がやってきてしまったのでしょうか。幸か不幸か世界的なパンデミック騒ぎとぶつかったせいか、市場に対する影響は思ったほどなく、パンデミック対策のための潤沢な資金供給のおかげか株価も早期に回復しているようですが。。。

「巨大な中小企業」である孫正義氏のソフトバンクの資金調達能力は「借金の魔術師」と呼びたいほどの凄腕。ビジネスが次々とダメになっても、どこからか資金がやってきて事業が継続されるという魔法のようなことがしばらくは起こるかも。

しかしその魔法が永遠に続くわけでは無い。いつかは破滅の日がやってくるし、良くても「赤字決算粘り腰」で低空飛行を続けるだけ。

ソフトバンクグループは、みずほ銀行を筆頭とするメガバンクからも大量の資金借り入れを行っている「シャッキング(借金王)」。「大きすぎてつぶせない」ということはよく言われるが、これらの銀行にとっては「貸し込みすぎてつぶせない」というのが実情。

万が一のことがあれば、日本の主要銀行を巻き込む大惨事になる可能性がある。

最後にババを引くのは売るに売れなくなった個人投資家ってことなんでしょうかねえ。間違いなくババ引くのはここにたくさん融資したメガバンクで、そこを救うために税金が...、まあ、今まで大企業が破綻する度に行われてきたことだけど。

ソフトバンクはもはや投資会社。通信事業というコア事業が存在しているものの、限りなく投資ファンドに近い事業形態となっている。

今回、計上した損失についてもほとんどが投資事業

＊ウーバー(ライドシェア)、
＊ウィーワーク(シェアオフィス)

の評価損といってよい。

ソフトバンクのリスクは、中国、ロシア、サウジといった独裁国家との距離の近さ。コロコロと態度が変わるので、利用価値がある間はちやほやされるだろうけど、そうでなくなった場合はどうなるか？

また、アリババ等中国へのエクスポージャーが高く、アメリカが金融面で攻勢をかけるとそういった資産の価値はどのように変化するか。

ソフトバンクが投資会社になる前あたりから、次々と孫氏の側近が辞めて行っていることの方が気になる。

投資損失で大赤字に転落したソフトバンク、中国での成績が引き続き好調
https://news.yahoo.co.jp/articles/c923bc96adbafbed6741ec48603b53a4fee8da93

ソフトバンクＧ孫社長、アリババ取締役を退任

孫社長は退任理由について「円満なもの」とした上で、アリババ創業者の馬雲（ジャック・マ−）氏もソフトバンクＧの取締役を退任するため、私も「卒業する」と述べた。筆頭株主を務めるアリババ株は持ち株の中で最大の財産だとし、「できるだけたくさん、長く持ち続けたい」と話した。

落ち目の人間とは関わりたくないんだろう・・

世界経済を引っ張ってるアメリカと中国があの調子
むしろ日本円が黄金の如く輝き始める

カナダが生活基盤の人達には悲しい現実だ。

カナダドルは紙くずにならないのか？