トロント大学の疫学専門家David Fisman氏は、子どもの感染者数が少ないことを不可解に感じているという。

同氏は、「子どもの感染者はどこに行ったのか」「これは重要な部分だ…。子どもは軽症なため検査されていない可能性がある」と指摘する。

中国の研究で目立つのも、子どもの感染者がほぼいないことだ。10〜19歳の感染者は1％にとどまっており、死者はいない。10歳未満では感染者は1％に届かず、十代と同様に死亡例の報告はない。

2002〜03年に流行した重症急性呼吸器症候群（SARS）でも若者の感染率は低かった。中国広東省で発生したSARSもコロナウイルス感染症で感染者は8096人、死者は774人に上った。　　

AFP