最近投資をしたいと考えており、税金のかからないTFSAは良いなと思いますがRRSPの魅力、なぜ購入するのかよくわかりません。
RRSPを買われている方利点などは何でしょうか？

TFSAとRRSPは大きな違いがあります。

まずカナダでは、投資などで得た利子等は、収入として、所得税の対象となります。
利子も投資収入も、お給料などで得た収入と同じ扱いとなり、最終的に合算して、所得税率が計算されます。
ですから、投資で大きな利益を得ると、年収が増え、所得税を多く払うことになります。

それを踏まえて、TFSA は、ついた「利子」等が、その年の収入として含めなくてよい＝所得税が減る、ということになります。つまり１０００ドルの投資をして５０ドルの利子を得たら、その５０ドルは所得に含めなくても良いことになります。節税効果は利子分だけなので、小さな投資であれば節税効果はないかもしれません。

次に RRSP は、その投資した額まるまるが、その年の所得から控除されます。うまり１０００ドルの投資をしたら、その１０００ドルを所得に含めなくても良いことになります。よって節税効果は非常に大きいです。しかし、だからといって一生所得税を支払わなくていいのかというとそうではなく、その額を引き出した年に、所得として含めなければなりません。つまり所得税が先送りになることになります。
しかしRRSPはその名前の通り、リタイヤのためのお金を想定しているので、リタイアした人は通常は働いていた頃よりも所得自体が少ないので（よって所得税率も低いので）今所得税を払うよりはずっと少ない額の所得税を払うことになる場合が多いでしょう。

RRSPは、節税効果は高いですが、年収が低い年（所得税率が低い年）に引き出さないとあまり意味がありません。一方TFSAは、節税効果は利子分だけですが、RRSPのように税金を先送りしているわけではないので、余っているお金があれば入れておいて損はないと思います。

（当然のことながら両方とも年間の上限があります）

RRSPに入れるとその分収入から引かれて減税対策になります
そして将来引き出すときに、その年の収入とみなされて、
税金がかけられます

将来引き出すときの年収の税率が

現在よりも低くなるのが前提です

RRSPの魅力は貯金した額分、課税所得を減らすことができます。
RRSP内で付いた利子や配当金などはそのときには課税されません。

しかし、その分、RRSPから、貯金や増えた分を引き出すときには課税所得になります。

収入が上がれば税率もあがりますから、収入が高くて税率が高いときにRRSPに入れて、収入が減って税率が低いときに引き出せば税率の差額分、節税になるという利点があります。

家購入、自身の学費の場合は課税所得にならずに引き出すことができますが、何年か以内にまたRRSPにもどさなければいけません。

貯金するときよりも引き出すときのが高収入になり、所得税率が上がっていればそのお金に払う税金が増えるので、基本は、退職後に収入が減ったときのための貯金として利用します。なので、Registered Retirement Savings Planと呼ばれています。