1年前の3月25日は「バーナビー慰安婦像反対・肉筆署名」の締め切り、提出日でした。
バンクーバー近郊、カナダ全土、北米の各地、そして日本。または世界中のあちこちから慰安婦像反対の署名活動にご協力くださいまして本当にありがとうございました。
第一報の気が遠くなるようなショックと混乱。そして目に見えない反日への警戒。3月25日の土砂降りの雨の中、絶望と希望の入り混じった気持ちでお仲間の方々と署名提出に出かけたあの日から1年もたつとは早いものです。
締切まで時間がなかったため、直接市役所へ郵送してくださった方や出向いて提出してくださった方もたくさんいらっしゃいました。
「日本からの署名は無効」ではありません。あらかじめ市役所の担当責任者の方にお会いし「もちろん日本の問題だから日本にお住まいの方の署名も同じ署名用紙を使って提出してください」と言われハッキリと確認しています。
また、不当に「市役所を困惑」はさせておりませんし、韓国側の動きを聞いていただいたところ担当職員はそちらのほうにこそ驚かれたようでした。
仮に市長や市議が困惑したというなら、それはすでに韓国華城市長と慰安婦像設置のMOU(覚書契約書)を2014年11月に締結してしまったことに対する決まり悪さや後ろめたさからでしょう。
バーナビー慰安婦像反対署名活動には、当初から、または途中から、文書作成や連絡、市役所でのスピーチの大役、打ち合わせ、資料の用意、搬送、差し入れ、場所提供、オーディエンスとして、などなど多くの方々のさまざまなご協力やご厚意がありました。地元だけではなく、カナダ国内・世界各地の日本人の方たち、団体の方々、学者さん、政治家の方、メディアも同様に見守ってくださいました。
かたや多くの皆さまが活動中、種々の不都合や嫌な思いをされたこと、それにもかかわらず勇気をもって地道に署名用紙を携え必死に奔走されたことを存じ上げております。日本人の皆さまの努力と真摯なお気持ちには本当に頭が下がる思いでした。
こうして一人一人の方たちのご活躍が功を奏しバーナビー市側と韓国系に日本人の結束をアピールできたことは大変効果的であり、おかげ様で去年4月15日、バーナビー市長から慰安婦像設置保留の決定が出て以来、今に至るまで韓国系からバーナビーに慰安婦像を設置する案は聞いておりません。
慰安婦像反対の署名にご協力いただいた一人一人の方々に重ねて厚く御礼を申し上げます。
諸事情により、1年後のご報告になってしまいましたが、当時の署名いただいた友人知人の皆さまにもどうぞよろしくお伝えくださいますようお願いいたします。これからも、日本人在住者や日系人の、名誉や未来に傷がつけられるようなネガティブな反日案件が2度と起きないよう皆さま方が協力しあい注意深く確認していっていただけたらと切に願っております。
最後に「バーナビー慰安婦像反対肉筆署名・2015年3月25日締め切り分」の集計は、去年の春、以下の通り市役所責任者の方から連絡があり、なでしこアクションの山本優美子様にアップをお願いしましたのでリンク先をご確認くださいますようお願いいたします。
http://nadesiko-action.org/?page_id=7927