たとえば、専業主婦だったあなたはまったく掛け金をかけていなかったとします。10年婚姻期間があったとして、彼は婚姻期間を含めて30年、1000ドルづつ掛けていたとします(金額少ないですが、例えです)。
この時点で彼はリタイヤ後、毎月500ドルCPPを受け取ることになっているとします。でも離婚してスプリットすると10年婚姻していた間の年1000ドルのコントリビューションが、元旦那500ドル、あなたが500ドル掛けていたことになるわけです。
というわけで、離婚後、彼の受け取るCPPがちょっと減り、たとえば450ドルとなり、あなたは10年間年500ドル掛けていたことになり、たとえば200ドル受け取ることができる、という感じです(数字はまったくでたらめです)。
離婚の際にミディエーターなりロイヤーなり使うと思いますが、ちゃんと離婚を届けた段階で、ガバメントが勝手に計算してくれ、いづれステイトメンとが届きます。というか、50歳ぐらいになったら「Your Canada Pension Plan Statement of Contributions」という手紙が来てませんか?掛け始めた年からの、毎年のコントリビューション、対象となる収入の一覧で、手紙の時点での予想CPP額が記載されています。離婚後に届いたものにはしっかりとスプリットされた期間が記載されています。