>クレジットヒストリーを見られると見られた分だけヒストリーが悪くなると聞いたのですが、本当ですか?
自分で見る分には、まったく関係ありません。自分で見てヒストリーが悪くなるなんて、常識で考えてもおかしいですよね。
クレジットヒストリーが良い悪いというのは、ポイント制になっています。悪いヒストリーがあればポイントが下がります。この計算の仕方はシークレットのようですが、延滞すると1回であっても影響があります(長くなるとブラックリストに載ります)。また、残高がなかなか減らないとか、未使用であっても枠が異常に多い場合(クレジットカードをたくさん持ちすぎている)とか、あるいはクレジットカードを1年以内の複数作ったとか、そういう細かい所でもポイントは変わります。
そして完全な延滞(ウッカリ忘れていたのではなく)になると、リストに載るとともにポイントが下がり、どこでもクレジットカードが作れなくなります。
ヒストリーを自分で見ることについてですが、クレジットカードのヒストリーは、ソフトな問い合わせと、ハードな問い合わせの二種類に分けられます。ソフトな問い合わせというのは、自分が見る場合はもちろんですが、クレジットカード会社などが「この人はクレジットカード作れるだけのポイントを持ってるかな?」というチェックの意味で見る場合です。これはすべて記録には残りますが、クレジットヒストリーの点数には全く関係ありません。なぜなら、単に自分や誰かがクレジットポイントを見ようとしている行為は、あなたの「信用」には全く関係のない事柄だからです。
ヒストリーに関係してくるのは、実際のクレジットカードを申請した場合です(また実際に作ったクレジットカードを延滞しているなど問題があった場合など。また何枚も一度に作ろうとした場合などは、金銭的に困窮していると見なされてポイントが下がります。)
クレジットカード情報会社では、クレジットヒストリーは、少なくとも年に一度は自分でチェックし、正確かどうかを確かめることを推奨しています。
なぜなら、単なる間違いや、あるいは犯罪絡みで、勝手に自分のクレジットカードを作られ、延滞扱いになっているという場合もあるからです。こういう事は、大体クレジットカードを作ろうとしたのに断られたりとか、車や家のローンを組もうとして銀行から知らされて発覚する場合が多いからです。最近は Identity Theft が多いので、自分の情報は自分の目で見ておいた方がいいです。
https://www.econsumer.equifax.ca/ca/main?lang=en
↑私はここでチェックしています。Identity Theft に使われていないかの全くの基本情報だけなら無料で郵送してくれるようです。
オンラインでその場で見れる基本情報なら15ドル程度、クレジットのポイントまで見れるのは22ドル程度です。これなら、自分がカナダ人平均の上から何パーセントにいて、自分がクレジット会社から見てどの程度のリスクがある顧客なのかなどが見れます。
ハードな問い合わせは勿論、ソフトな問い合わせについても、いつ誰が問い合わせをしたかも見れます。
万一、間違いや犯罪が発覚した場合は、正式な手続きを踏んでそれを訂正してもらう手続きが必要です。ただこれには多少時間がかかるようなので、いざカードやローンが必要な時に発覚しても、急いでいるときには困る場合があります。やはり年に一度、自分のクレジット情報をチェックすることは大切です。