自閉症の息子を「檻」に、夫婦の身柄を拘束

http://topics.jp.msn.com/world/general/article.aspx?articleid=4956441

米カリフォルニア（California）州ロサンゼルス（Los Angeles）で1日夜、自閉症の11歳の息子を動物用の金属製ケージに入れていたとして、ベトナム出身の夫婦が身柄を拘束された。警察当局が2日、明らかにした。


　ロサンゼルス南東アナハイム（Anaheim）の地元警察の広報担当、ボブ・ダン（Bob Dunn）氏によると、ケージは通常、ペット用として使われるもので、中にマットレスが敷いてあった。息子がこのケージに入れられていた期間については、数年から数か月、数時間まで報告はさまざまだという。


　英語は話せるが流ちょうではないという夫婦は、不法監禁と子どもの安全を脅かした容疑で現在も身柄を拘束されている。


　夫婦の身柄拘束に伴い、意志の疎通ができない息子は弟（10）と妹（8）と共に保護施設に預けられた。3人とも健康状態は良好だという。


　ダン氏は地元テレビKTLAに、夫婦は自閉症のせいで息子が突然、暴れ始めた時にうまく対応できず、息子をケージに入れることで彼らなりに乗り切ろうとしたのではないかとの見方を語った。ケージに入れられていた以外は、目に見える形での虐待の形跡はなかったという。

カナダにも悪ふざけで子供をダクトテープで壁に貼り付けた写真を友達に送信したのがきっかけで
４、５年ぶち込まれたバカ親が居たよね

私も重度の自閉症児の親なので、よく気持ちがわかります。
もちろん、拘束をするのはいけないことです。
でも、この動画を観て下さい。暴れる自閉症の子って、こんな感じなんですよ。

https://www.youtube.com/watch?v=j4PTf7LgsIE

こういう子と毎日暮らすって、想像できますか？
普通の人からみたら、「ひどい親」というひとことで印象付けられてしまう事件ですけど、私は同情してしまいます。ケージに入れる前に、なんとかならなかったのかな。。。って思います。アメリカは、保険制度もない国だから、お金がなければまともなサポートも受けられなかったのかもしれません。そこで考えた唯一の方法が、ケージだったのかもしれません。

私の子どもは、重度でも暴れたりすることが一切ないので、非常に助かっていますが、凶暴性のある友達の息子さんは、年齢と共に凶暴性が増してしまい、現在専用施設に入っています。そこでは、ケージにはいれていませんが、中から開けられない鍵のついている個室に入れられているらしいので、私には「どこが違うんだろう？」って感じます。行政がやっていることも、結局は「大きなケージ」に入れるという同じ処置。大きさと、親がやるか、第三者がやるか・・・の違い？？？

もちろん、この夫婦がやってしまったことを肯定するわけではないですが、普通の子どもを虐待しているケースと同様には扱ってほしくないと思います。

自閉症と一言で言ってもかなりの軽度からかなりの重度まで本当に様々です。生活の中で困難なことは多いですが、ある分野において非常に優れた能力を持つ人、普通の人達より純粋で心のきれいな人も多いです。
上の方がアップされた動画は本当にごく一部の超重度自閉症の方です。おそらく自閉症の他に合併症もあるでしょう。
自閉症の知識の無い方々に「これが自閉症だ！こんなに大変なんだ。同情してくれ」とあの動画をアップするのは偏見を助長するだけだと思ったので。
多くの自閉症児の親はケージに子供を入れることなどせず頑張ってます。
一緒にしないでほしい。

Res2さんはこういう現実もあるって事を言っているだけで別に「こんなに大変なんだ」「同情して欲しい」とかではないと思うんです。。ただの「子供を虐待するひどい親」では片付けられない現実を言っておられると私は受け取りました。

重度自閉症＋その他の精神疾患を持つ弟と育ちました。今はだいぶ落ち着きましたが弟が10代の頃は凶暴性もありました。自傷他傷行為もあり当時ははっきり言って弟が怖かったです。母はもちろん弟を檻にいれたり監禁したりなんて事はしなかったけど、それはそれは大変だったと思います。普段は愛情深くとても強い母ですが、今までで一度だけ「この子(弟)を殺して自分も死のう、って思った瞬間がある」って言っていました。重度の自閉症を育てるって事は愛する我が子に一瞬でも殺意さえ覚える位大変です。

だからと言ってこの夫婦がした事を肯定するつもりはありませんが、弟妹を守る為、この子を自傷行為から守るためなど普通の子供を持つ親には想像もつかない事態があったんだとおもいます。きちんとした保険や福祉行政の介入があればこんな事起こらなかったかもしれません。

Res2さんもRes3さんも毎日本当にご苦労様です。頑張って下さいと言うのは簡単ですし、お会いしたこともありませんが応援しています。

これは、本当に経験している人としていない人とは、大きな違いがあると思います。

私は経験していない方ですが、あるイベントで自閉症の１０代の男の子を追いかけるお母さんがいて、本当に大変そうでした。私もお手伝いしようとしましたが、私よりはるかに大きい体のその子に押されてしたまい、どうしていいのか分かりませんでした。

これは、個人で抱えきれない問題です。
行政やその他の援助が必要ですよね。

カナダではどうなんでしょう。
皆さんで考えるいいチャンスですね。

先日、子供とレインマンを久々に見て、感動しました。

重度の自閉症、重度の痴呆症、家庭内暴力を振るうこども

一緒に暮らすなんてどれほどの苦労か計り知れないですね。

障がい者を家庭に持つ状況や気持ちは、当事者にならない限り、本当には理解できないでしょうね。

私もニュースを読んだ時、家族にしかわからない事情もあるのでは？？と感じました。

親であれば、大抵は、自分の産んだ子ですから受け入れる。でも、兄弟姉妹には時に受け入れ難い時もあります。私は、よく弟のことでからかわれました。幼い(小学校)子どもの時は、論理的に考えられませんから、「どうして？？」と感じることも.....

でも、結果的に、どんな状況でも子どもを愛せるのが親なのだということを身近に見てきたのは、自分自身の為になったし、周りに優しい自分でいられる、自分の子どもにも経験から話をすることができる、そういう運命だったのでしょう。

障害を持った子どもは、それを受け入れられる親を選んで生まれてくると聞いたことがあります。うちの親は正しくそうだった。私は、多分そんな器ではなかったのでしょう。幸運なことに、健康な子どもを授かりました。

本当に本当に、ご家族は大変なことと思います。でも、カナダは、日本よりはずっと障がい者先進国だと感じています。頑張って...と、簡単には言えません。それでも、他人は頑張って...としか言えないんですよね。

私もres2さんのおっしゃることはよく分かります。
ただ不特定多数の自閉症の知識のない方々が見るこの掲示板で、いきなりこの重度自閉症+知的障害+その他合併症の方の動画を見せてしまうと自閉症ってこんなに凶暴でやばいという先入観を与えてしまうと思いました。自分の子、レス2さんのお子様を始め自閉症の子達を偏見から守る意味でやめてもらいたいと思いました。自閉症だからこそ素敵なところだって沢山あるんです。
親は大変なのは分かります。時々自分のキャパを超えてると思うこともあります。
でも自閉症の子達も自閉症になりたくてなったわけではないのです。檻になんて入りたくありません。