十数年前まで「韓国が大嫌いだ!」という日本人はそう多くなかった。
ところが今や「嫌韓派」は 堂々たるマジョリティ。
夕刊紙は嫌韓記事を日々連発、韓国批判がテーマの新書はたちまち増刷。
一体なぜか? それを検証すべく、’00年代以降に起きた韓国関連の主な事件をピックアップ。
300人アンケートから「当時、韓国への反感が増した」と回答した人の割合を年表 (
http://nikkan-spa.jp/539569) にまとめたところ、’11年頃を境にムカツキ度は絶賛加速中。
その背景を「嫌韓」の最前線にいた人々の証言から読み解いていく。
直接的な引き金が、李前大統領の「竹島上陸」と「天皇は謝罪を」発言にあったことは、嫌韓年表からも明らかだが、その前年の「お台場デモ」こそが2度目の記念碑的事件ではなかったかと、『嫌韓流』の 山野車輪氏は指摘する。
「デモに集結した人々の中には主婦も多かった。大半のメディアは冷淡でしたが、一部のTVバラエティでは取り上げられ、嫌韓派がネットからお茶の間に広がるきっかけになったのは間違いない」
話題になっているのを知り、何が起こっているのかとググってみれば韓国の“反日事例”がザクザク出てくる。
「『冬ソナ』は大好きだったし、韓国語を学ぼうと思ったことも。でも、ネットで韓国人の日本に対する感情や行動を見て心底嫌いに。国交断絶してほしい」(40歳・専業主婦)など、裏切られた反動で嫌韓派に転じた人も。
今や韓国批判は、自粛どころか大いにメディアを賑わせている。一方で、「今の嫌韓と’05年頃の嫌韓はまったく層が違う」と山野氏。
「黎明期の嫌韓は、『マスコミが報じない本当の韓国を知ろうよ』という純粋な啓蒙活動。今の嫌韓は、韓国批判がタブーだった時代が終わり、タブーとされていたこと自体が半ば忘れられている中で、保守勢力や愛国精神と密接に繋がっている。『バスに乗り遅れるな』とばかりに韓国を批判するマスコミを見ていると隔世の感があります。一方で、もはや嫌韓に時代を切り開くようなかつての面白さはない。ネタとしては基本的に竹島と慰安婦の繰り返しですから…」
それでも当分、日本が今の嫌韓ブームに飽きることはなさそうだ。(抜粋)
http://news.livedoor.com/article/detail/8372274/