5.6 13:29 ［米国］

　銃規制強化に反対する、米国最強のロビー団体とも言われる「全米ライフル協会（ＮＲＡ）」の年次総会が３〜５日、南部テキサス州ヒューストンで開かれ、参加した保守派の政治家らは、「銃を持つ権利が制限されてはならない」などと気勢を上げた。

　さらにＮＲＡは、今回の年次総会に合わせて子供向け銃のメーカー各社を招いて展示会も開催。

　５日を「若者の日」とし、銃の所有者数が漸減傾向にある中、新たな顧客層として子供に重点を置く姿勢を鮮明にした。



　しかし、銃規制強化を求める多数派の国民の間からは、「常軌を逸した行為」とＮＲＡを非難する声が上がっている。

http://sankei.jp.msn.com/world/topics/world-14872-t1.htm

　ＮＲＡの年次総会開催は、昨年、西部コロラド州の映画館や東部コネティカット州の小学校で乱射事件が相次ぎ、米国で銃規制の議論が活発になって以降、初めて。

　会場の外では、銃犯罪の犠牲者の遺族らが規制強化を訴える姿も見られた。

　ＮＲＡのウェイン・ラピエール副会長（６４）は「われわれの自由が、かつてないほどの攻撃の対象となっている」と力説。

　テキサス州のリック・ペリー知事（６３）＝共和党＝は「規制推進派は、銃や、銃の所持者を憎んでいる。乱射事件が起こるたびに、国民感情の動揺を利用するご都合主義者たちだ」と非難した。



　２００８年の大統領選の副大統領候補だったサラ・ペイリン前アラスカ州知事（４９）など、共和党の中でも特に保守色の強い政治家たちも続々と会場入りし、規制反対の論陣を張った。

★女の子向けも出品

　今回、どんな演説よりも世間の耳目を集めたのは、子供向け銃の展示会だった。

　先月３０日に南部ケンタッキー州で、ライフル銃で遊んでいた男児（５）が誤って妹（２）の胸を撃ち死なせる事故が起きた直後だけに、一層波紋を広げた。

　事故で使われたのは「マイ・ファースト・ライフル」をキャッチフレーズに、子供向けに売られている「クリケット」というブランド名のライフル銃で、男児が去年、プレゼントされたものだった。

　


なんとな。

　クリケットの製造元のキーストーン・スポーティング・アームズ社は、販売初年の１９９６年に４０００丁、２００８年には約６万丁を販売したとしている。

　モデルごとに異なる価格は１４０ドル（約１万４０００円）前後で、大手小売店ウォルマートで簡単に購入できる。

　アームズ社は今回の展示会で、グリーンとブルーの他、女の子向けとしてピンク色のモデルも出品。社の幹部はフランス通信（ＡＦＰ）に「銃を使う若者たちに安全性に対する意識を高めてもらい、狩猟や射撃に必要な知識と敬意を身に着けるよう奨励するのが出展の目的」と強調した。




なんとな。

　米国児童青年精神医学会によると、米国では毎年、１０代の若者と子供を合わせて３０００人以上が銃により死亡し、１万５０００人以上が負傷している。

　
　★バラク・オバマ大統領（５１）は殺傷力の高い攻撃用銃器の製造・販売禁止と全購入者に対する犯罪・精神疾患歴の確認義務化を柱とした規制強化法案を議会に提出したが、先月、共和党の強い抵抗により上院で否決された。

　★しかし、複数の米メディアの世論調査では、９０％近い国民が法案を支持していた。

　★オバマ氏が語った「国民の意思を（立法に）反映できない議員は恥を知るべきだ」との言葉には重みがあるはずだ。



隣国ですな。

ピンクの銃、って・・・・・。

＞　先月３０日に南部ケンタッキー州で、ライフル銃で遊んでいた男児（５）が誤って妹（２）の胸を撃ち死なせる事故が起きた直後だけに、一層波紋を広げた。

＞　事故で使われたのは「マイ・ファースト・ライフル」をキャッチフレーズに、子供向けに売られている「クリケット」というブランド名のライフル銃で、男児が去年、プレゼントされたものだった。

このニュースで、この親が、子供は銃の扱いには慣れていたのに、というコメントしてたことに唖然。

ってか、ふつう、5歳に買い与えるか！？

こんな親がいるから、儲かるから、全米ライフル教会はもっと儲けよう儲けようと思うんじゃないかね。