今起きている問題ではないのですが、ふと疑問に思ったことがあるので、ご存知の方がいたらわかりやすく教えてください。

カナダで産まれたバースサティフィケートを持つ人が、将来海外で出産し産まれてきた子は、カナダ人として市民権を申請できると聞きました。対して、カナダ国外で生まれ、市民権を申請して取った人が、将来海外で出産し産まれてきた子には、カナダ人としての市民権の申請ができないと聞きました。
仮に、両親が共に、同じ状況(カナダ国外生まれ、市民権を申請したカナダ人)だったとします。もし出産した国がカナダやアメリカのような生地主義ではなく、日本のような血統主義だった場合、産まれてきた子供が無国籍になる可能性がありますか？例えば両親共に日本で生まれ、市民権を申請してカナダ人になって、カナダで生活していたが、自分達の子供を産む際、韓国で出産した。その子供の国籍は？

現実にはなかなか起こらないケースかもしれませんが、移民の多いカナダで血統主義の国で産まれた子同士が結婚し、自分の産まれた国以外の血統主義の国で出産する可能性もあるんじゃないのかなーと思い、疑問が疑問をよんでいます。

カナダの市民権を取った時点で皆カナディアンです。
子供の市民権申請には親の出生証明書は関係ありません。

詳しくはこちらをよんでください。
http://www.canadainternational.gc.ca/mexico-mexique/consul/citizenship-citoyennete.aspx?view=d

Res1さんが貼り付けてくださったリンクにも載ってますが、2009年から法律が変わって、first generation のカナダ人の場合のみ、国外で生まれた子供にも市民権を与えられることになっています。

この first generation というのは、カナダ生まれのカナダ人であるか、あるいは自分の代でカナダ市民権を取得してカナダ人になったカナダ人ということです。

つまりカナダ国外で生まれていても、以降自分がカナダ市民権を取得した場合は、first generation になりますので、子供がどこで生まれようとも、その子供にカナダ国籍は与えられます。

ですから

>仮に、両親が共に、同じ状況(カナダ国外生まれ、市民権を申請したカナダ人)だったとします
>例えば両親共に日本で生まれ、市民権を申請してカナダ人になって

この場合は、双方とも first generation のカナダ人ですから、子供はどこで産もうとカナダ国籍を与えることができます。問題ないです。

問題になってくるのは、カナダ国外で生まれて「親がカナダ人である」という理由でカナダ市民権を与えられたカナダ人のみです。

これらの人たちは、second generation のカナダ人と呼ばれていて、この人たちがカナダ国外で子供を産むと、その子供には自動的に市民権を与えられません。

実は私の彼氏がこのパターンで、両親ともカナダ人ですが、仕事でイギリスに滞在しているときに生れたので、イギリスのカナダ大使館に申請して、カナダ国籍を貰っています。物心つかないときにカナダに戻ってきて、ずっとカナダに暮らしているので、普通のカナダ人とまったく変わりませんが、実は second generation のカナダ人ということになります。

この場合、私（移民ステータス）がたとえば日本で里帰り出産をしたとしたら、私たちの子供にはカナダ国籍は自動的には与えられません。子供に市民権をあげたければ、カナダで生むか、あるいは私が市民権を得てから日本に戻るかの選択になります。

>現実にはなかなか起こらないケースかもしれませんが、移民の多いカナダで血統主義の国で産まれた子同士が結婚し、自分の産まれた国以外の血統主義の国で出産する可能性もあるんじゃないのかなーと思い、疑問が疑問をよんでいます。

私たちのようなケースもあるかもしれませんが、移民→市民権、という手続きを踏んだ人は first generation となるので、問題になることはないと思います。
問題になるのは「国外で生まれて、親がカナダ人だという理由で、カナダ人の市民権をもらった人」なので、ケースとしては少ないと思います。

そもそもカナダに根を下ろしている人たちは、カナダで出産することが圧倒的に多いでしょうしね。

移民局がターゲットにしているのは「親がカナダ国籍持ってるから、私、カナダ国籍持ってるんだよねー、カナダには行ったことないけど」みたいな人たちだと思います。以前の法律では、市民権を得てから自国に帰って子供を産んで子供にカナダ市民権を与え、その子供がそこでまた子供を産んで市民権を与え、、、のような、カナダ市民権だけが国外で一人歩きすることが可能だったのです。

この法律のために、レアなケースで無国籍状態になってしまうこともあるようですが、そもそも上のようなことを（無期限にカナダで生活していないカナダ市民が増えてゆく）防ぐための法律なので、問題が出た場合は、個々のケースでそれぞれ対応するみたいです。

トピ主です。説明不足でした。
私がまさしく知りたかったのは、res2さんの彼氏さんの状況でした。日本国籍であるres2さんとの間に子供ができた場合は、カナダでご出産されるかres2さんが市民権を取らないと、カナダ国籍は取れないんですね。もし、カナダ以外の国で出産された場合は、res2さんから日本国籍と彼氏さんからのイギリス国籍が与えられる可能性があるということですね。
ここで疑問で、res2さんの彼氏さんのような両親共にカナダ人だかカナダ国外で出産し、市民権を得た、セカンド ジェネレーション同志のカップルが、カナダ以外でまた出産した場合に、産まれてくる子供の国籍についてです。イギリスは父母血主義ですが、条件的に生地主義と聞きました。出生時にイギリス国籍が取れてなかった場合、カナダ国籍も取れないし、イギリス国籍も取れず、無国籍になるんじゃないかと思ったんです。レアなケースだと思いますが、可能性はありますよね。

↑レアな場合は、個別対応になると思いますよ。

ビザや国籍の問題は、ケースごとに人道的に個別対応をするはずなので、たとえば何らかの問題で無国籍状態になってしまった場合でも、子供にカナダ国籍を与えるのが妥当だと思われるケースであれば、相応に対応してくれると思います。

ただ個別レビューになると思うので、大多数の人のように「大使館に書類を添えて申請すれば国籍が付与される」みたいなノーマルな流れには乗れないだけでしょう。