話をそらして申し訳ないのですが、家の保険にはいるときに、テロや戦争や自然災害(洪水保険というのがまた別にかけることはできる)やAct of God の場合はカバーされない。と書いてあるのですが、このAct of Godに値することってどんな状況なんでしょうね?素朴な疑問です。保険屋にきいてもわかりませんでした。
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バンクーバー 2005/12/12 10:01:06
"Act of God" とは法律用語として約款などによく使われる言葉で、人間のコントロールできないもの全てをひっくるめてそう指します。つまり具体的には洪水や地震などの自然災害ですね。
洪水の多い場所には洪水保険が存在したり、日本みたいに地震の多い国には地震保険があったりなど、需要に応じて特定の自然災害に保険をかけることは可能ですが、契約などではそういった類の災害をいちいち羅列することはできません。人間がどうすることもできない災害すべてをひっくるめて Act of God と呼んでいるのです。
ただし人間がコントロールすることができたのに、それを怠って事故が起きたような場合は act of god とは呼びません。
保険とはまた別の話になりますが、洪水地域だとわかっていたのにそれを隠して家を建てさせ、結果洪水で家が流されたような場合は、Act of god には当てはまらず、その家を建てさせた人を訴えることも可能です。
Res.11
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バンクーバー 2005/12/12 10:27:22
レス10さん
ご丁寧に説明をありがとうございます。
ただ、疑問に思うのは、自然災害もすでにカバーされないとかかれているわけです。では、自然災害以外の"Act of God"は?と思ってしまったのです。
Act of God ですが、コントロールできない災害全部を Act of God とひとくくりにしてるんですよ。
世の中に起こることは、人間の想像を越えることが多々あります。それを、いちいち羅列なんてできません。羅列できそうな部分については書けますが、漏れてしまうこともあるでしょう。それを「人間のコントロールできない災害すべて」という意味で、Act of God という「総称」をつけているのです。
自然災害も Act of God の一つです。Act of God と自然災害を分けて考えるから悩む(?)のです。
世の中にある全ての、人間がコントロールできないことを Act of god と言って、それをカバーできないと明文化しておくと、誤解がありません。自然災害以外の良い例は思い浮かびませんが(たとえば、晴れた日に突然ポルターガイストのように誰もいない家が破壊されたとか?…オカルトチックですが)、万一、これまで起こったことのないようなことが起こった場合、それが通常私たちが思っているような自然災害とは違っているように思えた場合でも、Act of God がカバーされないと言っておけば、カバーされる/されない、の誤解がありません。
とにかく、人間のコントロールできない災害はすべて act of god です。自然災害だとか特定のことだけを挙げておけば、まったく新しい事態が起こったときに対応できなくなります。ですから、もっと大きなカテゴリーを用意して、明文化できなかった部分をすべてカバーしているのです。