福島原発は、現在日本(そしておそらく世界でも)の知識・技術を総動員しても、
解決できないほど危機的なのです。
それなのに、まだ原発が必要という人たちの気が知れません。
「安全な原発」なんて、永遠に無理な話なのです。
また、核兵器を持てない日本が、有事に核兵器がすぐ作れるように原発で自衛している、
との説もありますが、なんて滑稽なのでしょう。
原発が全国にまんべんなく存在している事で、戦争やテロが起これば、真っ先に原発を狙われて、
日本は即座に自滅ではないですか・・・
原発は国民のためにではなく、一部の政治家や電力会社や、その恩恵を受ける人たちの為にだけ、
存在しているのですよ。
それは、現在の福島市民の状況を見れば明らかではないですか?
国や東電が、福島の一般市民のために何をしてくれていますか?
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福島第一原子力発電所の事故を受け、日本の原子力研究を担ってきた専門家が1日、
「状況はかなり深刻で、広範な放射能汚染の可能性を排除できない。
国内の知識・経験を総動員する必要がある」として、原子力災害対策特別措置法に基づいて、
国と自治体、産業界、研究機関が一体となって緊急事態に対処することを求める提言を発表した。
田中俊一・元日本原子力学会長をはじめ、松浦祥次郎・元原子力安全委員長、
石野栞(しおり)・東京大名誉教授ら16人。
同原発1〜3号機について田中氏らは「燃料の一部が溶けて、原子炉圧力容器下部にたまっている。
現在の応急的な冷却では、圧力容器の壁を熱で溶かし、突き破ってしまう」と警告。
また、3基の原子炉内に残る燃料は、チェルノブイリ原発事故をはるかに上回る放射能があり、
それをすべて封じ込める必要があると指摘した。
一方、松浦氏は「原子力工学を最初に専攻した世代として、利益が大きいと思って、
原子力利用を推進してきた。(今回のような事故について)考えを突き詰め、
問題解決の方法を考えなかった」と陳謝した。
(2011年4月2日01時42分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110401-OYT1T00801.htm