タイトルの通り、自分の子供にカナダ国籍を与えるためだけに、カナダに出産目的で来たという日本人夫婦がいるという話を聞きました。
日本で普通に生活していて、妊娠が分かり、この計画を立てて、出産予定の1〜2ヶ月前にカナダに来たそうです。
カナダに来るのも初めてな上に、夫婦2人ともそんなに英語が話せるわけではないみたいです。出産だけで来ているので、ステータスはビジターだそうです。
そんなコミュニケーションも十分に取れない異国の地に出産しに来るだなんて、すごいツワモノだな〜と思って、その話を軽く聞いていたのですが、後々不思議に思えてきました。
ステータスがビジターであれ、カナダ内で出産すれば、子供は自動的にカナダ国籍を取得できるのでしょうか？
それだと誰でも(どんな妊婦さんでも)、とりあえず出産前にカナダに来て産めば、子供はカナダ人ということですよね？

この日本人夫婦を肯定・否定したいのではなく、純粋に不思議に思えたので、この場を借りて聞いてみたいと思います。

2007年頃はそうでしたよ。韓国から出産間際の妊婦さんが子供をカナダで出産する為のツアーが流行ってましたから。彼らも英語は片言でしたよ。

「聞きました」ということは、実際にその人たちを知ってるわけじゃないんですよね。
知ってる人を知ってるとか、その人の友達の友達とか、じゃないんですか？

何十年も前なら知りませんが、お腹が目だって大きくなっていれば、入国時に滞在場所や計画、帰りの航空券の日付などをしっかりチェックされて、それが本当にそんな長い滞在は許されないと思いますよ。以前、中国や東南アジアの人たちがその手口で来ることが増えた時期があって、それが問題になったので、今は移民局もきちんとチェックしてると思います。

万一不法滞在ができたとして、そこで頑張って出産したとしても、保険のない場合、何か問題でも発生したら何百万、下手したら何千万かかるかもわかりません。というか受け入れてくれる病院があるかどうかも問題ですよね。

そして最後に、子供がカナダ国籍になったからといって、親のステータスは変わりませんので、親は移民になれるわけでもない（２０年後に子供が成人したら親をスポンサーできますが）ですから、思うにこの話は眉唾だと思います。

そんな人がいるー、常識ないわねー、そこまでしてカナダ国籍を子供に与えたいのかねー、とか言って誰かを非難したいだけの、都市伝説レベルの話でしょう。

親がビジターでも関係ありませんよ。

「カナダ国内で子供が生まれると、
カナダ国は生地主義をとっているためその子は
自動的にカナダ国籍を取得します。」

実際それをしてお子さんがスポンサーになって
移民をする方向で検討していた方を知っています。
お子さんが１８歳でしたので収入がなく大学に行くなら
スポンサーはその先の事になる状態でしたが
結局、彼女はカナディアンと結婚してお子さんもカナダの大学に進学。
今は３人でお幸せに暮らしています。

同様にアメリカで出産した友達もいます。
多額の資金が必要でしたが将来のお子さんの為にしたそうです。

カナダは６ヶ月間のビジターが許可されていますから
お金さえあれば現実に可能かと思います。

↑でもそれって、古きよき時代、２０年くらい前の話じゃないですか？
今はそんなうまくいかないと思いますよ。
こういうむかーし昔の話が、どんどん膨らんでいって、いかにも今起こってるみたいに誤解されてるんじゃないでしょうか？

芸能人でも、アメリカ国籍を目当てにハワイで出産する人とかいましたよね？
芸能人だから話題になるけれど、話題にならないだけで一般人も同じようにハワイで出産とかしてる人、実は結構いるのではないかなぁと思います。

確かに、国籍欲しさに観光で来てカナダで出産をしようと思った時期もありましたが、結局移民してきました。子供だけカナダ国籍があってもあまり意味がありません。出産を甘くみては危険ですよね、保険なしで出産するのは、お金に相当余裕がなければ無理でしょうね。異国で、保険なし・・・・言葉も片言・・・・リスクが多すぎです。移民を目指したほうが懸命です。考えれば考えるほど、ビジターでの出産は無意味です。

>ステータスがビジターであれ、カナダ内で出産すれば、子供は自動的にカナダ国籍を取得できるのでしょうか？
それだと誰でも(どんな妊婦さんでも)、とりあえず出産前にカナダに来て産めば、子供はカナダ人ということですよね？

その通りですよ。

＞この日本人夫婦を肯定・否定したいのではなく、純粋に不思議に思えたので、この場を借りて聞いてみたいと思います。

カナダは出生主義ですから、仕方ありません。


上でもおっしゃってますが、子供はカナダの国籍が取得できても両親は無関係ですよ。いずれお子さんが大人になって御両親を呼び寄せする以外方法はない。もしご両親が移住をしたいならそれなりの手続を踏んで移住権を獲得しなければなりません。

ただ単に子供にカナダ国籍を与えたいというならどうぞ、、ですね。リスクがどうのこうのよりそれは夫婦が考えるべきこと、常識のあるご夫婦なら国外で、それも観光で出産など考えないでしょう。

臨月になると飛行機にのせてもらえませんから、カナダにくるとしたら数ヶ月前にしないといけないですね。

で、住む場所の家賃とか、検査や出産費用は実費ですから、かなりの費用がかかりますね。まあ、それだけの資金がある人ならいいですけど。

でも、それだけの資金があるのであれば、その分を投資すればそれで移民もできるんじゃないのかな、とかも思いますけど。

↑一時期問題になった韓国人とかはこっちに友人、知り合い、親族でも移民のスポンサーになれない関係の人がすでにカナダにいて住まいや言語はなんとかなるからできたんじゃないでしょうかね？

本当に何のつてもなくこちらに来るのは本当に無謀ですよね。

でも他の方も書いているようにこちらで出産すれば両親とも外国人でもカナダで生まれた赤ちゃんは自動的にカナダ国籍になります。
でもその両親は赤ちゃんがカナダ人だからという理由では何のビザもおりません。
ビジタービザ等も普通に期限付きのしかもらえないでしょう。
だから最終的には親子で自国に帰ることになるでしょうが、子供が成人すれば(こちらでは１８歳)親のスポンサーになって親がカナダに移民することは可能です。
ただこれも他の方が書いているので二重になって申し訳ないですが、スポンサーになる子供にスポンサーになれるだけの収入がなければ移民申請しても却下されるので子供が成人してある程度収入が入るようになるまでは親の移民も無理でしょう。

だからこちらで無理して出産して生まれた子はカナダ国籍保持者になりますが、ただの飾りでしかなく、日本では話のネタ位にしかならないと思います。

アメリカの国籍だったらどうですか？
子供が大きくなって留学や就職を考えたときにアメリカ国籍を持っていたら有利なことも出てきませんか？
大学は日本やカナダよりもアメリカの方がいいのでは？

そういう風にしてカナダ国籍をとったお子さんも20歳になったら国籍を選択しないとだめなんですか？それとも二つの国籍を持ち続けることになるのですか？

↑２２歳の誕生日までに選択しないといけません。日本側が二重国籍を認めていないから。
でもそこで日本を選択したところで実際はカナダの国籍は失わないようですけどね。

アメリカの国籍持っていたからって何に有利になるんでしょうね？
アメリカ国籍保持者で英語もできなかったら恥ずかしいだけで日本に住んでいたら人にも言えないのでは？
留学でもそれまで全くアメリカに住んでいなかったのなら税金も払ってないのだから国民が得る何かベネフィットがあっても受け取れないのでは？

↑何十年か前、「アメリカなら日本より必ず豊かな生活ができる」と思った人もいたかもしれないですけど、今の時代、わざわざ金銭的その他大きい犠牲を払ってまで、子供にアメリカ国籍を与える価値があるなんて考える日本人などいないのでは？

（今の若い方は知らないかもしれないけど、１ドル３６０円固定の時代があったんですよ。日本が発展途上国だった時代は、アメリカで最低賃金で働いても日本円に換算するとすごい収入になるわけですから、あこがれるのはわかります。）

しかし今の日本は豊かで安全で、他国と戦争もしていない平和な国。
祖国が貧しいとか危険だという場合でない限り「何とかしてアメリカに渡ってこの子の将来に豊かな未来を」などと考える人はいないと思います。つまり今の日本人にとって、アメリカやカナダの国籍など「大人になってからの選択肢としてあったらいいかも」程度のモチベーションであって、わざわざ多大なリスクや犠牲を払ってまでやることではないでしょう。

たとえば駐在でアメリカやカナダに滞在していて、そこでたまたま子供が生まれたとしたら、子供は二重国籍になりますから、子供の未来にひとつの選択肢が与えられたということでラッキーと思う人もいるでしょう。長い滞在の後で、帰国直前に出産がありそうなら、それじゃこのままアメリカで出産したほうがいいかも、と思う人も当然いるでしょう。

しかし、日本にいるのに、アメリカ（カナダ）に出産するために、時間を犠牲にし、保険なしで何百万何千万の支払いをする犠牲を払ってまで、子供が成人してからの単なるひとつの選択肢を増やしてやろうと思う人はいないでしょう。

もちろん、今でもそういうことをする人はいないとは限りませんが、こういう話は、何十年前の、日本が貧しかった時代（北米のほうが絶対的に豊かだった時代）に起こったことが、姿形を変えて今でも語り継がれているだけだと思います。

Res14の↑はRes10さんに向けたものです。

＞留学でもそれまで全くアメリカに住んでいなかったのなら税金も払ってないのだから国民が得る何かベネフィットがあっても受け取れないのでは？

いや、国民である以上、国が提供するベネフィットは、それまで税金を支払ってきたかどうかなんて関係ないですよ。それが「国民である」ということです。

たとえば他国で生まれた子供だって、日本国籍を保持している以上、日本に帰って日本の大学に入学したら「日本人」としての扱いを受けます。君はずっと他国にいて税金を払っていないのだから留学生料金です、なんて言われないです。

しかし現在の日本人にとって、しかも子供が大人になる２０年後のアメリカの状況もわからない状態えあれば、アメリカ国籍であるベネフィットなんてあんまりないと思います。というか、昔の時代ならいざ知らず、豊かな日本で育った世代（現時点で子供を産もうと思う若い世代）の人で、子供にアメリカ国籍を与えてやりたいと思う人は、まずいないでしょう。

アメリカ国籍なんてとったら、18歳になると徴兵の登録義務があるのにね。
そんな国の国籍取りたいかなー?

ステータスじゃないですか？
わざわざ海外で出産することは、お金がかかります。

「子供がもし将来海外に興味を持った時のために、少しでも役に立てたらと思って、海外で出産して両国籍にしたの〜」

なんて言ったら、そんな役に立つかどうかもわからないのに・・・この人お金あるなぁって思われるでしょ。

うちの子はアメリカ・カナダ・日本と３つの国籍を持っています。

将来はアメリカの大学に進学させたいですし
なんだかんだ言っても世界の中心はアメリカという安心感があります。

カナダは生活しやすいですから、のんびり暮らしたければ
カナダにいれば良いという安心感があります。

３つのうち日本だけが二重国籍を認めていませんが
夏休みなど日本とアメリカの家族の家を行き来しているうちに
もし子供が日本を気に入れば住む権利はあるという安心感があります。

成人してから外国の移民権を得る事は容易なことではありませんので
わざわざ海外で出産する方の気持ちも分からなくもないです。

↑知り合いもそうです。お子さんの希望で、大学はアメリカのアイビーリーグに進学したのですがアメリカンということで、6万ドル？8万ドル？とか奨学金がいただけたそうですよ。

ただやはりそれなりの大学ですので海外からわんさか優秀な学生が留学していて高校時代トップでいた彼女が成績が不良となり、カナダの大学に戻ってくるかもしれない。とにかく中国や韓国人はものすごいそうですよ。

でもアメリカの国籍を持っていたので授業料は現地の学生と同じだそうです。

ブルース・リーの親もそうでしたよね。

カナダの国籍をとることはかなりメリットあると思います。もしカナダの大学やカレッジに入っても留学生料金だとかなり高いですが、市民プライスでしたらとても安い。スチューデントローンも借りれる。病気になっても心配なしですよ。私がカレッジで勉強していたときは、学費が高いのでカナダ人と偽装結婚してまでも国籍をとった台湾やベトナムの知人を知っています。今後の日本がほかのアジアの国や新興国に押されて没落していくと考える経済学者も多いです。将来的に子供を留学させたくても金銭的に一般人では到底不可能という時代がくるかもしれないという危機感を持っている人は、子供の将来のことや自分たちの未来を考えて出産のリスクを犯しても来るということは十分ありえるのではないでしょうか。

日本がいつまでも繁栄できると思っている人には、馬鹿らしい話と思えるでしょうが、日本が将来、今もっていいる以上の国力を維持できると思っている人は日本人の中でも少ないと思います。少子化と高齢化社会のなか莫大な借金と無能な政治家はいるけれど、資源もなにもない国が日本です。将来の不安を感じる人もたくさんいると思います。カナダになんとしても移民したいと、もしくは将来は子供をカナダの大学に入れたいと思う人には
合法的に国籍をとれる千載一遇のチャンスとみるひともいるのではないでしょうか。

↑何かやっと個人感情に任せてない、マシな情報が入ったって感じ。こういう見方もあるよという、結構フェアーな意見。

>少子化と高齢化社会のなか莫大な借金と無能な政治家はいるけれど、資源もなにもない国が日本です。将来の不安を感じる人もたくさんいると思います。カナダになんとしても移民したいと、もしくは将来は子供をカナダの大学に入れたいと思う人には
合法的に国籍をとれる千載一遇のチャンスとみるひともいるのではないでしょうか。

政治不信はありますが日本の将来を心配してよりも、カナダなどの大学に入れたいとか、海外に出て欲しい、と考えている親は多いようです。だから、それが目的じゃないでしょうかね。

１２さん、ありがとうございます。

実家の裏には一流企業の社宅があるのですが、すべてが海外勤務を経験したご家族ばかり。アメリカで生まれた子供が多かったけど、アメリカの大学に進学した子供はいなかった。普通に塾に行って、お嬢さんなら私立大学大学の付属中学に進学しそのまま大学へ。坊ちゃんの場合はやはり大学を想定して麻布、開成、武蔵、いわゆる中学の御三家と呼ばれる学校に進学し、東大や東工大に行きました。といってもすべてのお子様が賢いわけではないのでね。子供たちは、海外では生まれましたというだけです。彼らはその後は普通に企業に就職しています。



かなだで出産すれば子供はカナダ国籍ですが18年間の遠い将来は誰にもわからないです。ただ国籍があれば、いつでも住居をカナダに移せるし、カナダにいたいだけいられる特権は持ってますけどね。それは何事にも変えられないことかもしれないです。

アメリカは経済的に中国に飲まれて下降する一方でしょうが、教育を受けるのであればアメリカが世界的にトップレベルでしょう。米国民であるというだけで学費は留学生に比べたら格安ですから、将来子供にいい教育を望むのであればメリットはありますね。
しかし中国のバブルもはじけるときが来るでしょうし、これから世の中はどんどん変わっていくでしょうね。日本はもう終わっているという見方もありますし。
将来子供がどこの国で生きていくのが一番かなんて今から分りません。
教育の部分を除くとカナダは安定した住みやすい国ではないでしょうか？

Who is a Canadian citizen?

* In general, you are a Canadian citizen if you were born in Canada. You are not a Canadian citizen if you were born in Canada and at the time of your birth, your parents were neither Canadian citizens nor permanent residents, and at least one parent had diplomatic status in Canada.

↑ってことはビジターで出産しても無理ってこと?

カナダはアメリカとおなじく生地主義だから、観光であろうと留学であろうと、転勤であろうと、カナダの地で生まれた子供はカナダ国籍のはずです。親の国籍は無関係。

しかし、日本の場合は血統主義を取っているので外国の方が旅行でまたは留学転勤などで日本でお子さんが生まれても日本国籍は取得できない。親の国籍が関係する。

＞↑ってことはビジターで出産しても無理ってこと?

レス２７さんのコピペの文章では「カナダで生まれたらカナダ人」ということで、ビジターでもカナダで生まれたらカナダ人ということには変わりないです。

ただ、カナダで生まれたのにカナダ人になれない人というのが存在します。
それはどういう人かというと、両親ともカナダ市民でも移民でもなく「かつ」少なくとも片親が外交官のステータスでカナダに滞在している場合です。つまり外交官あるいは類似したような外交上のガバメント関係の仕事についている人（外交官ですからカナダ人でも移民でもないはずですね）は、カナダで出産してもカナダ人にはなれないということです。
外務省がらみや外交官というのは、外国に居ても祖国の法律が適用されたりしますので、そのあたりの絡みであって、普通の人は関係ない話です。

ただ、出産目的でビジターでカナダに来て、子供を産んで、子供に国籍を与えようという人が増えた時期があったので（確か１９９０年代後半）「カナダで生まれたら自動的にカナダ人」という部分を改正して、明らかに出産目的とみなされる場合（親がカナダに長期滞在していないなど、カナダとのかかわりがほとんどないとみなされた場合場合）自動的に国籍付与されないようにしよう、という動きがありました。

今のところ、法律は改正されていないと思いますが、今後改正される可能性もなきにしもあらずです。