もうすぐ７歳になる男の子がいます。

社会性に乏しい反面、読む力や記憶力が赤ちゃんの頃から秀でていたので、幼稚園の頃に小児科に自閉症のアセスメントを受けさせて下さるようににお願いしたのですが、様子をみよう、と今日まで至っています。

その間、Social　Development　Centre　でプレイセラピをしたり私自身も子供の扱い方のトレーニングの訓練を受けて１年ちょっとになりますが、その間にずいぶん彼なりには成長してきました。

とは言え、どうしても超えられない壁が有るので、セラピストに「自閉症のアセスメントをしてもらった方が良さそうだ」と最近言われました。セラピストは「アスペルガー」を疑っています(私も以前からそう思っていました）。

その同じセラピストから先日、セラピのセッションが終わった後に「Giftedのアセスメントは受けさせた事があるか」と聞かれ、「受けさせたことは無いが、今、まずは自閉症の方から確かめていきたい」と、とりあえず言っておきました。

アスペルガーとGiftedはかなり紙一重のところが有ると聞いています。
もし、自閉症の検査を受けて、当てはまらないのなら、同じ機関が(この場合はSunny Hillになると思います）自閉症以外のダイアグノースをしてくれるのでしょうか（Gifted, その他）。

その逆で、Giftedのアセスメントを受けて、その機関から「アスペルガー」とダイアグノースされる事も有るのでしょうか？

Giftedと自閉症の両方のアセスメントに同時に申し込むことは可能なのでしょうか？

ちなみに現在、セラピストからのGP宛の手紙を待っている状態なので、まだ何もしていません。

情報のある方、よろしくお願いいたします。

Giftedとアスペルガーは、紙一重でなく、重なっているとお考えください。Giftedの中に、アスペルガーのお子さんもいるし、アスペルガーのお子さんの中にGiftedのお子さんもいます。

アスペルガーは、Autism　Spectrumの範疇に入りますので、１８歳までAutism fundingで、年間＄６，０００ドルまで、いろいろな療法に自由に使うことができます。ですから、まず、アスペルガーの診断を受けるほうを優先（１年ぐらいかかることも多いです）するために、学校の先生、カウンセラー、主治医、特に、主治医と相談して、一日も早く、Sunny Hllで、診断を受けられるほうが良いと思います。Giftedのアセスメントは、並行して受けられたらいかがでしょうか。ただし、たとえGiftedであるとのアセスメントが先に出たとしても、それで、アスペルガーでないことにはなりませんので、ご注意ください。

アスペルガーでなく普通のGiftedである場合も、知能面と精神年齢、肉体年齢との乖離があり、社会性に問題がでてくることもあります。ただ、単に、知的につまらないから、もっと、何年も上の教育を受けさせると言う理由だけでなく、Giftedのための教育が用意されるときには、そういった精神面のケアも考えられています。

アスペルガーは、特定の自閉症の専門家、専門病院でなくては、診断されません。２，３０００ドルかければ、Ｓunny Hillの長い順番待ちを待たなくても、診断が早くおります。Ｇiftedのアセスメントとは、まったく別物です。したがって、アスペルガーは、アスペルガーで、Ｇiftedは、Giftedで個々に、アセスメントを受ける必要があります。

アスペルがーは検索できたのですが、Giftedは日本語で検索できませんでした。Giftedというのはどういう症状、どういう状態の子供をいうのかよければ教えてください。

ー　Giftedというのはどういう症状、どういう状態の子供をいうのか　ー
Giftedというのは病気ではないので、症状と言う物は有りません。上手く説明出来ませんが、持って生まれた才能とでもいうのでしょうか。ですから、色々なGifted childがいます。アカデミックの面でGiftedな子、音楽や芸術の面でGiftedな子、etcです。

わたしの子供の一人がアカデミックの面でGifted childですが、本当に馬鹿と天才は紙一重の様なところがあります。

上の方が説明されているとおり、gifted というのは、何らかの生まれ持った才能のある人のことを指します。アカデミック面で gifted であれば、IQ が高くて学校の勉強がめちゃくちゃできる子。たとえばアメリカなんかでは時々、小学生くらいの子が難関大学に受かったりしてニュースになったりしてますよね。

とにかく、何らかの分野で、普通よりもずっと優れている（生まれながらに才能がある）人だということで、ただ単にちょっと勉強ができるとか、絵が得意という域を超えている場合に使います。子供の頃に gifted といわれたのに大人になると結構普通だというような人もいますが、つまりは病気ではなくて、客観的に見て秀でたものがあると判断されたという意味です。

gifted というのは、とぴ主さんの言われているアスペルガーとは、概念としては別ですので「アスペルガーと思っていたら 実は gifted だった」という表現は少し違います。しかし、他の人よりも生まれながらに優れている（gifted) というのは、生まれながらに平均的な人の脳とはどこか機能的に普通と違うということだと思います。

それで言えば、アスペルガーや自閉症なども、平均的な脳とはどこか機能的に違うわけで、アスペルガーなどの障害を持った人は、普通の脳を持っている人よりも、gifted （普通の人間が持っていない才能を持っている）可能性も、逆の challenged の可能性も高まります。

gifted だからといってアスペルガーではないのと同じで、アスペルガーだから gifted というわけでもないです。ただ、何らかの分野で gifted と言われる人は、やはりどこか普通の人と感覚が違う（変わり者といわれる）といわれることが多いです。平均的でない、という意味では、普通の人と違っていて当然といえば当然ですが。

ですからとぴ主さんの場合は、アスペルガーかもしれないし、アスペルガーでかつgiftedかもしれないし、単なるgiftedかもしれません。アスペルガーと思ってたけどgiftedだった、というような、どちらか一つを選ぶようなことではないです。

義理の妹がアスペルガーと診断されました。

もう30も近い年なので、彼女の幼少時はギフテッドという感じです扱われました。
でも成長するにしたがって(14歳の頃)社会性が著しく欠落していた為にアスペルガーと言われました。

確かに非常に優秀だけど、やっぱり社会性がないのが大きな問題です。
最近やっと専門職で(人と交わる事の少ない技術職)就職出来ました。
でもいつまで働けるか。。。
結婚も出来るのか(容姿に問題があるという意味じゃなく)、両親は本当に心配しています。

この前主人が電話で話した時、初めて
「元気でやってるの？」
と聞いたら
「お兄ちゃんこそ元気なの？」
っていう会話が成り立ちびっくりしていました。

やっぱり働きだしたのがトレーニングになっているのかも。
でももうすぐ30歳。
どうなんだろう。。。

トピ主です。

色々なコメントをありがとうございました。

GPに会う際に聞いてみようと思います。

ちなみにASとGiftedの違いは「difference between Asperger and gifted」で検索すると色々出てきます。

例えば

http://www.suite101.com/content/highly-gifted-aspergers-or-twice-exceptional-a71678

「紙一重」と言うのは、プロでもミスダイアグノースが有るほど微妙、と言う意味です。

いずれにせよ、学校やセラピスト、周りの人々のご理解有って、少しずつですが前に進んでいます。
日本だったら、こうはいっていなかったと思います。

カナダってありがたい国です。

レス５さんがわかりやすくまとめていらして、私も同意見です。
近年、日本でもアスペの子どもたちが事件を起こして、一般に
なじみが出てきたみたいですよね。
でも、よくあるパターンですが、一般の人の認識って、
アスペルガーの人には天才的な才能を持った人がいるっていう、
あのアスペルガー？とかいう話し方をしてきます。

それって、なかなか一致することでもないし、アスペルガー自体も
人によって症状が違うし、一まとめにできなんだと思います。

トピ主さんのお子さんがどうしても超えられない壁が何であるか
わからないので、特定できませんけど、
私が感じたのは、移民の家庭でマルチ文化やマルチ言語にもろに
さらされた子どもには、多動性や言語の遅れが見られることが
ままあるということです。アレルギーのお子さんも同様です。

それからリンク先のライターはただの英語教師兼ライターですよね。
ESLや英語教師は、自分の仕事の立場上、臨床とは関係ないところで
発言することもあるので、注意されてください。

レス4さんと同じく、私の子供の一人がGiftedです。
そして同じように、バ○と天才は紙一重、と思う事がよくあります。
GiftedというとIQの高さに注目が集まりがちですが、
精神面、生活面で多大なサポートを必要とする子供達です。
勉強が良く出来る秀才とは残念ながら違うんですよね。。。

我が家の場合、アスペルガーとGifted、同時進行で調べました。ただし違う場所でです。

アスペルガー：
小児専門医にて面接と簡単な筆記/絵画テストを受けた結果、
アスペルガーの要素はなさそうだという事で
サニーヒルでのアセスメント（6ヶ月位かけてじっくり行われると聞きました）には送られませんでした。

Gifted：
児童心理学者との面接、複数のIQテスト等すべて小学校で手配してくれました。


色々と気苦労の多い事と思いますが、トピ主さん頑張って下さいね。

トピ主です。

Res.８さん、

「超えられない壁」とは、社交性が出てきたかと思っていたのに、また孤立する事を好むようになった事です。

キンダーの終わり頃にはやっと、ぎこちなくとも、グループに入って行く様になったのですが、G1になってから、少しずつまた、一人でいる事を好むようになって来てしまったのです(いじめにあっているとか、そういうのでは無く）。

行動も、良くなったり悪くなったりと差が激しいので、先生も困惑しているようです(とは言え、以前に比べれば、良い日の方が増えて来ていますが）。


Res.９さん、

参考になるお話をありがとうございました。校長先生に相談してみます。

カナダの制度に感謝されているとのことですが、セラピストには十分気を
つけて母親の勘なども大切にしてください。

セラピストはどうしてもカナダ人の言語感覚や習慣から子どもを判断して
いるように思います。親戚にいるのでそう感じます。

うちの息子なんて小学校に入ってもクラスで何も話さず、一人で延々と
遊ぶこともありました。
とにかく英語も日本語も話せない、返事もしない。目もあわせない。
やっと声を出したかと思うと、わけのわからない声だったそうで、
先生が一体どういう意味なんでしょう？と笑って尋ねられました。

しかし、先生方は視聴覚の検査を要求したけれども、
自閉症ではないという方向でいろんな試みをしてくださいました。
それはありがたかったですよ。校長も一緒にやってくれました。

ティーンになった今では育てにくい子だったとは思っていますが、
成績は良好。友人もたくさんいます。
風変わりではあるけど、人にはいろいろよくしていただけるタイプ
のようで安心しています。
あの何も話せなかった子が人前で話すのは得意でクラス代表になる
こともよくあります。
思えば、性格の一種だったかもしれません。

カナータイプの自閉症は診断つきやすいけど、アスペルガーは
診断は難しいですよね。もう少し年齢がいってから、お友達と
どういう風に接するか、観察されたほうがよいと思います。
学校の先生に引き続きお話されてください。