英国で発生した幼児へのレイプ事件に加担していた女子校の副校長らに4日、司法の断罪が下された。この副校長は、ネット上で知り合った2人の男と共謀。1人に女児をレイプをさせ、その様子をネット経由で他の男と生中継で鑑賞し、さらにレイプ犯を“応援”していたという。社会的にも重要な立場を占める教育者を巻き込んだ異常犯罪は、英国内で波紋を広げている。(黒川信雄)
「最高だぜ」。BBCによると、パトリック・レノン被告(59)は、3歳の女児がレイプされた様子を見て、そう声をあげたという。
事件が発生したのは2008年11月。レノン被告は、インターネットの交流サービスを使い、ジョン・ハーレー被告(38)、フィリップ・スキット被告(54)らと知り合った。幼児への異常性癖を持つ3人は、共謀して犯行に及ぶことで合意。レノン被告が促す形で、ハーレー被告が3歳女児へのレイプを行った。女児の名前や、どこで、どのような行為が行われたかなどについては、明らかにされていない。
事件の異常性もさることながら、英国社会は犯人らの日頃の姿、特にレノン被告の素性を知って驚嘆した。英紙ガーディアンによると、レノン被告は英中西部ランカシャー州の「グリーンバンク高校」という女子校で、現役の副校長を勤めていたのだ。レノン被告にはさらに、2人の子供もいた。
レノン被告はネット上では「ポーラ・ジョーンズ」という14歳の女子を装っていたが、ハーレー被告らはレノン被告の本当の姿を知っていたといい、偽名を使っていたのは万が一警察に摘発された際に逃れるための画策だったとみられる。英紙ガーディアンによると、昨年9月にレノン被告が自宅で逮捕された際、警察は幼児を含む膨大な数のポルノ写真や、動物と性的行為を行っている様子の写真などを押収。さらにパソコンへのアクセス履歴などを調査し、ハーレー被告らの姿が浮かび上がった。
レイプ犯のハーレー被告は逮捕後、他に3件の幼児へのレイプなどを行った事実を認めた。犯行対象となった最も幼い幼児は、わずか2歳だったという。
逮捕された3人は4日までに、それぞれ最低でも7年の懲役刑が言い渡された。法廷で明らかになった3人のネット上での会話についてBBCは「報道するにはあまりにも適さない内容」と述べ、詳報を避けた。
警察の調べによると、レノン被告が勤めていたグリーンバンク高校では、レノン被告による性的被害を受けた生徒などはいなかったという。
英国では4日、4月に12歳のめいをレイプした後に殺害した38歳の男に対し、無期懲役の有罪判決が下るなど、幼児や若年層への異常性癖が原因とされる事件が相次いでおり、社会問題化している。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110114/erp11011421170045-n2.htm
こんな事件、あったって、知ってましたか?イギリスって、こういう事件のとき何歳でも写真が出ると思いますが、この事件の写真はないですね。親からしたら、こんな教師のいる学校に子供が通っていたらぞっとするってモンじゃないですね。