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白髪の原因は年齢だとも言えますが、人によって大きく個人差があります。高齢になると白髪が生える方や、黒髪がフサフサしている方、残念ながら薄毛になった方など、頭髪には大きく差がでます。
よく白髪になる方は薄毛にならないといわれますが、これは本当の話なのでしょうか。
これは一概にはそうといえません。白髪の生える理由は、髪が黒く見えるメラニン色素が生成されていないことなので、メラニン色素を生成する細胞のメラノサイトの働きが悪くなっているからなのです。
白髪予防の基礎知識
白髪の予防は栄養バランスのよい食事
白髪の原因の一つには頭皮の栄誉不足が考えられます。日常の食生活の栄養バランスが崩れると、頭皮や髪の成長を行う細胞に十分な栄養が届かなくなります。この状態になると、髪の色の元であるメラニン色素を作る細胞の働きが悪くなり、白髪が増えてきます。
また食事の栄養バランスが崩れると、白髪に限らず身体の機能はいろいろな変調を起こしてきます。これはどのような形で現れるかは特定できませんが、毛髪が薄毛になる方もいます。また、身体が病気を発症することもあります。
十分な栄養や、栄養バランスのよい食事を取ることが、白髪の予防になるのです。
若白髪は遺伝が原因?!
若白髪の原因の一つに遺伝が考えられます。遺伝による白髪は明確なところはわかっていませんが、髪の色を決めるメラニン色素を作る細胞の働きが、活発でないことが遺伝しているケースがあります。
髪の色や癖毛などの髪の質は、親からの遺伝を受け継いでいるケースがよくあります。これと同様に白髪についても親からの遺伝を受け継いでいるのです。
だたこの白髪は、白髪そのものが遺伝するのではなく、髪の色を決めるメラニン色素を作る細胞の働きが悪いということを遺伝していると考えられます。
若白髪は白髪染めで対処しましょう。
白髪と頭皮の健康状態
白髪の増える原因としては、頭の頭皮の健康状態が良くないことが挙げられます。
頭皮を健康な状態にするにはコラーゲンが重要なポイントになります。コラーゲンは体内で生成されますが、年齢を重ねるごとにその量は減少してくるのです。
コラーゲンが減少する原因は、活性酸素の働きの活発化により生成が妨げられるからです。このことを考えるとコラーゲンを増やすには、活性酸素の働きを弱めてやればよいことになります。
そうすれば白髪の予防になります。
メラニン色素はユーメラミンとフェオメラミン
髪の毛の構造は三層の構造になっていて、一番内側が毛髄質といい、その上が毛皮質、そして一番外側が毛小皮の構造になっています。
髪の色の元になっているものをメラニン色素といい、これは髪の毛髄質と毛皮質にあります。人の髪の色は、人種によってさまざまな色がありますが、メラニン色素はユーメラミンとフェオメラミンの2種類の色素があります。
ユーメラミンは黒か茶褐色の色でアジア系の人の髪にありあます。
フェオメラミンは赤褐色や黄色の色をした髪で、ヨーロッパ系の人種に多くみられます。