あの、誤解されてるようですが、コモンローって、common-low marriage の略で、つまり結婚と同じってことです。日本人的に、コモンロー結婚の相手のことをパートナーって呼ぶのはシックリこないと思うし(「昨日パートナーと映画に行ったの」って不自然でしょ?)その人のことを「旦那」って言うのって、全然問題ないと思うけどな。
Common law marriage あるいは日本語で言う事実婚とはその呼称に marriage あるいは「婚」があり、結婚式を挙げているカップルも挙げていないカップルもいます。ただ法的婚姻制度制定以来、婚姻届を出してないカップルで、法的に婚姻状態にあるカップルに与えられる法的権利も(州や国によって程度は異なるが)部分的に与えられています。法的に結婚しているカップルでも結婚式を挙げない場合があります。つまり結婚式と法的婚姻はイコールではありません。結婚式でもきちんと宗教的に結婚(事実婚であれ法的婚であれ)する場合もそうでない(非宗教的)場合もあります。当事者間でどれだけその関係にコミットしているか、が結婚の本質でしょう。現在の離婚率を考えると、むしろコモンロー夫婦と法的に婚姻している夫婦を比べて、仲のいい夫婦は前者のほうが多いかもしれません。
実際、私のまわりで長年コモンローでお子さんもいらっしゃるご夫婦はほとんどmy wife, my husbandを使っています。ただ法的結婚までの暫定的な期間だけコモンローの若いカップルは「パートナー」を使う事が多いかなと思います。
でも法的に結婚しているカップルでもパートナーという呼称を使っている人もいるので、呼び方だけでどなたが法律婚なのかなんて実際わかりませんし、誰もたいして気にしているようにもみえません。