■避妊方法を選ぶ時代に
一〇代のギャルママたちの多くは「できちゃった結婚」といい、妊娠したことで結婚するケースがあります。これは一〇代にかぎらず大人にも言えることですが、予定外の妊娠は自分のライフスタイルが大きく変更させられます。日本の予定外の妊娠は三人に二人で、妊娠をコントロールすることがむずかしかったことを示しています。しかし、低用量ピルの発売をはじめ、銅付加IUDや女性用コンドームの認可により、確実な避妊が可能になりました。いままでの日本の避妊法は、コンドームが八割を占めていましたが、このコンドームでは妊娠の可能性が一二%と高く、一〇〇組に一二組は妊娠するのです(資料2)。諸外国の年代別避妊の選択パターンを見てみると、中・高生のころは、二人の性のコミュニケーションがうまくはかれず、避妊について話せない。しかし性交の回数は多い。その場合は“ピル”。出産後性交の回数が減り、毎日飲むピルの手間を省きたい場合は“IUD”。もう妊娠は望まない場合は“不妊手術”----と、性行動に合わせて年代とともに避妊方法を選んでいると報告されています。
http://seikyokyo.org/jissen/jissen_24.html