カナダ政府は3月末で大阪と福岡の2領事館を閉鎖すると1月19日に発表しました。 カナダ政府の広報は以下に出ています
http://www.canadanet.or.jp/p_c/consolidation070122.shtml
大阪読売新聞国際ページに和文で 英文はThe Yomiuri Americaに2月5日に出ています
更にカナダ政府外交ニュースである英文外交情報誌The Embassy Newsには日本の2領事館だけでなく今回4つの外交拠点が閉鎖される政府としての背景説明が載っています
大きな意味ではハーパー首相がカナダ外務省の抵抗と反対を押し切って首相府決定として決済した様子です その目的とするところはカナダ国税の支出削減で此れに依り年間12ミリオンドルの節約になると説明しています。 論理はカナダ国民のマクロ的賛同を得ることを前面に出しているので 外国の何処の国の何処の町との交易が領事業務がというマイナー且つリージョウナルな声は掻き消えてしまうことを承知で行われる物です。 日本からカナダへの輸出額の1割は関西地区から輸入は農産物を中心に2割となっています。
でもこんなこと(?)はカナダの国民にとってはどうでも良いことなのかも知れません。
不思議なのは大阪(2年前に総領事館から領事館に格下げされたばかり)と福岡の領事館を閉めるのに名古屋のカナダ領事館は閉めないのです。
それは読売国際版には書いてありません。
日本との関係だけでなく 世界的に観ると今回の決定の残り2つの閉鎖する外交拠点はミラノとサンクトペテルブルグの2総領事館です。
前のクレチェン首相の外交顧問をしているG氏はミラノ総領事館総領事でした。 彼はミラノ総領事館の閉鎖をとても怒っています。ヨーロッパの文化 フアッションの中心地でイタリア経済商業の中心地であるミラノを閉めて4月1日からそれらの業務は観光の古都ローマにある大使館で行えと言うのです。
サンクトペテルブルグはご承知のようにレーニンがロシア革命を指導し帝政ロシアを倒して世界初の共産主義国家を世の中に創り出した正に世界史の歴史都市であります レニングラードと命名されていたこの町も今はサンクトペテルブルグと改名しましたがロシアそしてヨーロッパ随一の観光都市であります。 しかし此処は観光の町 カナダに取って政治的経済的にどれだけ外交的拠点の価値が有るか判りません。
でもミラノと大阪は違うだろ と言いたいのです
とここまでは退屈な大きな話
身近な話になると
これから関西地区に住んでいる若い子達のワーホリ申請が面倒になるね? 書類も郵送とは言え 面接もある場合もあるし それみんな名古屋か東京へ行かねば出来へんで これからは?
来年の関西からのワーホリ減るでしょうね?
以上 カナダ外交文句官でした